09/12/10 16:25:36 o84ROLfa
魔王に警戒されないために基本的に武装なしで徒手暗殺術や現地調達の武器で戦う主人公。
「おい、聞いたか?魔界四天王のベルゼバブ様が死んだらしいぜ」
「バカな、あの方は高位の聖剣とかの特別な武器でないと傷つけられないはず!
そんな武器もってたらすぐ探知されるはずだぜ!」
「なんでもベルゼバブ様はご自身がお持ちだった魔の燭台で刺し殺されてたとか……」
「おいおい、それってアスタロト様を殺した犯人と同じ手口じゃ……
アスタロト様もご自身の暗黒のマントで絞め殺されてたとか……」
「あ、すいません。イフリート様の部屋はこちらですか?
私アスタロト様の遺族の使者で遺品のアスタロト様の死の角を持ってきたのですが……」
「ん?ああ、こっちだ。ふん、確かにこの鋭い捻れ角はアスタロト様のもの……
他に怪しい物も持ってない。丸腰だな。
さっさと行け」
「ありがとうございます。では……」
「まさかイフリート様がアスタロト様の角で刺し殺されてるとは……」
「物音一つしなかったぞ……、おかげで発見は死後三日目だ」
「いったい犯人は誰なんだ!?」
「人間界の伝説的暗殺者『勇者』か……。
俺も気を付けねば……」
「……すいませーん。夕食をお持ちしましたが……」
「ああ。部屋の前に置いといてくれ。忙しくておちおち食堂にもいけん……
ん?おい、侍女、なにを勝手に部屋に入って……ウグッ!?」
「では、シヴァ様。安らかにお眠り下さい……」
こんな感じでひたすら暗殺を決めていく。