10/02/10 04:28:17 3PP+6iWS
あらすじを知った時はお決まりのハッピーエンドで終わると思ったが
途中からそんな思いはどうでも良くなるくらい引き込まれた。
何を書きたいか明確にしてる辺り余計な事を考えなくてすむから助かるわ。
個人的な話になるがサマー/タイム/トラベラーを読んでた時まさに武蔵野に住んでたから
舞台になってて嬉しかったな。それと卓人の名前が出てきたし。まぁバス停の位置が少し
ずれていたが。
面白いよなぁ。ファブリの主張を「知るかボケ」の一言で無視する笹浦とか
実はマーチの人柄を見抜いてるノブとか、突然野球始める展開とか終始にやけっぱなしだったわ。
この作家は盛り上がる描写をしっかり表現してくれるから好きだ。
伏線は最後残念だったけど、主要登場人物の話はそれぞれの形で完結してるから
まぁいいや。批判的な書き込みもあるみたいだけど。
つか新城氏はどんだけでかい風呂敷持ってるんだろうな。文章の所々に出てくる蘊蓄とか
ブログのつぶやきもそうだが読書量と情報量おかしいだろ。膝折るわ。
ところで一つ気になったんだけど六本木のバーで出てきた歌って元ネタがあるのかね?