09/12/05 21:47:27 iILNka1k
ところで、本文中の名前の表記に気になることがあります。
15×24では、「ひらがな」「カタカナ」「カッコつきの<カタカナ>」の3通りの方法で名前が表記されています。
例えば、一巻の冒頭部、笹浦のパートですが
「受け取ってちゃんと読んだのはカラノ・トオルとか、<トウコ>さんとか、西のやつとか」という風に。
これらはおそらく意図的に使い分けられているのでしょう。
まず確実なのが漢字表記。
これは、その時の話者が実際に顔を合わせている人を呼ぶときに使われているようです。
次にカタカナですが、面識のない人がこういう風に表記されている様子。
つまり、電話とか、メールなんかで存在を知っているか、他の人の話に出てきたとかそういう場合。
では、カッコ付ですが、ざっと見てみると、<17>とか<マーチ>とか<捜索隊>とか、いわゆるクォーテーションマーク付きの
名詞に多く使われているようです。一般名詞と区別するため。人名では、<トウコ>さんによく付いているんですが、
これって、陶子さんが単なるトウコではなく、クォーテーションマークを付けなければならない存在ということでしょうか。
単なる陶子さんではなく、別の側面があることを示唆しているのかもしれません。