09/11/29 14:50:08 bfw8oLbX
とりえず別スレで引き合いに出されて信者が撃沈したのは筒井康隆だったな
残像に口紅を:
一章ごとに使える文字を減らしていき、最終章には「ん」だけが残る。
使用可能な文字が半分以下に減った状態で濡れ場も描いた。
当時の「言葉狩り」に対する風刺という趣旨もあった。
虚構船団:
序盤は小説のキャラの記号化を皮肉って文房具を擬人化。過度な属性を与えた。
最近、「どれみっちの穴」で漫画化されている。冗談で書いていてもキャラ造形のうまさが分かる。
ごくごく稀に見かける「コココココ」という書き込みはこれが元ネタ。
中盤ではイタチの擬人化世界を年表化している。
朝のガスパール:
スーファミ発売頃に3DオンラインRPGを題材にし、ネトゲにはまる社会人を描写。
パソコン通信時代に「筒井電脳線」という「2ちゃん」みたいな掲示板を作り住人のやり取りをメタ的に描いた。
虚人たち:
読者と主人公の目線を同化した小説を目指し、物語の間、主人公の目線、行動を残さず全て描写。
三人称に移った間も主人公の意識は常に描写される。
主人公が気絶している間は数ページ白紙になる。
↑のは全部長編小説だけど短編を漁ればもっと娯楽性の高い言葉遊びがゴロゴロ出てくる
こういうのを実験小説とか言葉遊びと言うんだろ
筒井はSFなりドタバタなり、普通に面白い小説もちゃんと書けるし
まともな話を書けない言い訳に「言葉遊び」「実験小説」を謳ってる西尾とはわけが違う
西尾のはただのオタクの思いついた「ことばあちょび」
…というか、それすらおこがましい気もする
「もえあちょび」か「とれ(笑)あちょび」がいいところか