09/09/08 22:49:28 GTA0/r9N
>>267
あー、すっげえめんどくさいけどレスするわ。
>>264に対する「思考停止」というのは、ウケる作品の持つ要素と言うのは常に複合的で、
「何か」が受けているではなく、「何か」と「何か」と「何か」...が絡み合って
ウケているんだという前提に立つんだけど。
>どの作品に限らず「わからないから駄作」と切って捨てるのはそいつの頭が悪いだけ⇒作品自体の魅力
純文学や古典ならまだしも、ラノベ=娯楽に対して、いちいち精緻な分析をする人が、読者のうちどれほどいるのか?
解らないから駄作と斬って捨ててしまう人は、作品が最初のインパクトやフィーリングで掴みきれなかった、
嗜好の異なる読者達ということに過ぎずないかもしれず、それを愚か者扱いはどうなんだろう?
>売れてるということは「わかる」人が多いという証左⇒広告戦略
本当に、「わかる人」が大挙して「上質な品物」を買いに走る世の中だろうか?
マスコミが揺らせば政局が動き、盛大に宣伝を打てば新人がミリオンを飛ばし、
口コミが走れば無名の商品が大ヒットって世の中で、所謂「わかる人」が流行りに流された先に、
他に上質な作品があるにもかかわらず、特定のブランドに縋ってしまうということもあるのではないか?
そんな人は「わかる人」か、否か?
>こういうバカに限ってイラストのお陰、とか短絡思考したがる、分析力も何も無いから⇒ビジュアルの魅力
「イラストのおかげ」というのは裏返せば、イラストに対して一定の販売力を認めているわけじゃない?
複合的な魅力を持ち合わせるが故にウケている作品に対して「~のおかげ」というのは、
否定的なスタンスで吐き捨てながらも、その部分に対して一定の魅力を認めているわけで、
総合的な分析力はないかもしれないけれど、作品の魅力を察知するアンテナはちゃんと伸びて、
どういったビジュアルが受けるのかという分析力は少なからずあると言えるのではないか?
作品自体・広告戦略・ビジュアル、この3点だけで見ても、これだけ疑問が出るのに、
それらに目を瞑って、一方的に人を断罪するのは、分析の放棄と、思考停止ではないか?ということ。