09/07/30 23:34:09 uXc6Jh1M
途中まで面白いのに、ラストが最低というまさに地雷中の地雷、とりかえしのつかないもの踏んじまったぜ・・・
「12月の銃と少女」なんて誰も読んだことないだろ?
刑事モノで、正義感が強く熱血単純バカのイカシタ主人公と、軍隊上がりの凄腕だけどクールな少年がパートナー組んで
ぶつかりあいながら友情を強めてく。アメリカ映画によくある奴
小気味いいギャグ、粋なやりとり、徐々に盛り上がっていくストーリーとまさに正統派
ハリウッド的な王道の展開。当然どんなスカっとしたラストを見せてくれるか、それをすごく楽しみにしながら読んでたんだ
しかし、なんとこれがまさかのバッドエンド。物凄く不幸な生涯をおくってきた「この子だけは幸せにならなきゃ嘘だろ?当然、主人公とくっついてこれからシリーズ引っ張ってくんだろ?」ってくらいのヒロイン、何の活躍もなくむごたらしく死亡
ヒロイン死亡を打ち消すくらいの驚きのハッピーがあるかと思えば、驚いたことになーんにもなし
で、ラストは主人公を追っかけまわしてる、女優のように綺麗だけどわがままで高飛車で何一ついいとこない性格ブスとのくだらないやりとりで終わる
はあ???????????ってクエスチョンマークがいくつ頭から飛び出したかわからない
不死身の解説はいつもトチ狂ってるが、「この作品はカタルシスが少なかったので書き直して最高のものになりました!」みたいな
一体どこにカタルシスあるんですか?後味の悪さしかないんですが???
さらに悪辣なことに、ラスト間際にヒロインと主人公の幸せそうに微笑み合うハッピーエンドの挿絵入ってるんだが
これがなんと、読んでみたらただの「主人公の妄想」なんだよ。もう、詐欺というかなんというか、こんなことして平気な作者と編集をしこたまぶん殴りたい
だがまあ安心してくれ
皆がこの本を読むことはきっと一生ないだろう
なぜならこの本、「不死身ミステリー文庫」の一員だからだ
ああ俺も知ってるさ、地雷文庫だってことくらい
しかし、ここまで酷い地雷だとは思わなかったんだよ・・・orzorz