09/05/21 19:51:36 dkIvXGmI
>>82
塩の街 作:有川浩
隕石の襲来を期に人間が次々と塩の塊になってしまう世界のお話。
終末物独特の寂寥感とライトノベル独特の熱い展開を同時に楽しめる1粒で2度おいしい作品。
有川作品の特徴である、青々しく読んでいて恥ずかしくなるようなキャラクター達、所謂ベタ甘な展開等々、
他にも氏の作品にみられがちな要素がこの一冊に凝縮されている。
作風を窺い知るという意味では初心者の方にも勧められるし、
氏の原点という意味では他作の既読者にも勧めることができる万能な一冊だろう。