09/06/23 18:47:55 stfM8i27
>>301
空ろの箱と零のマリア
二万回超もの3月2日を無意識の内に繰り返していた主人公と、
この繰り返しを引き起こしている犯人が主人公であると確信を持って転校早々「お前を壊す」と宣戦布告したヒロインとの、ミステリーも混ざったほの苦い恋愛ラノベ。
一回読んだだけでは時系列とか人間関係とかが解らない、作者が後書きで三年構想したと言うだけの内容はあると思う。
基本的にはシリアス。腹の探り合いとか一発逆転とか人間の愚かさとかと、甘酸っぱい恋愛要素とひとつまみのギャグを足したら出来上がった感じの話。
因みに一話完結でなく、寧ろこれから多々広げられた風呂敷を丁寧に畳んでゆくと思われる連載もの(多分)。
切なげな片思いだとか鬱展開だとかがお好きなら買って損はないと思う、よ!
そしてどなたか「花守の竜の叙事詩」の後押しをお願いしたい。
繊細っぽいストーリー構成に閃いて序章(一章?)まで読んだものの、後一歩が……