09/04/03 02:04:30 9WiXG5/K
前々から夜叉衆ではだめだったから赤鯨衆に入ったわけでも必要としたわけでもなくない?
そもそもが上杉つーか謙信公に見捨てられたと勘違いしたことが元凶なのでは?
さらに自分自身が息をするだけで人間を害するような滅されるべき存在になってしまったからであって
自暴自棄で疑心暗鬼、その上邪眼で人を害してまで生きれんと自殺志願者だった景虎様を
立ち直らせて生きる目標を与えたのが赤鯨衆で、上杉放逐の真実を知ったときには
既に赤鯨衆を捨てられないほど情が沸いたり居場所や存在価値を見つけてしまったってことだろ
冥界上杉軍は破邪顕正を旨とする正義と秩序維持の為の怨霊調伏軍団で
その崇高な使命は景虎様にとって400年誇りと生き続ける拠所にしてきたものであって
400年後の自分の思想や心変わり一つでおいそれと汚すわけにはいかない旗印なのだろう
その聖域に生き人に害をなすばかりか怨霊に同調して理解すらしてしまった自分は
いてはいけないと思っても当然じゃないか
立ち直らせて安寧な死や戻らないと覚悟するに至る決定打を与えたのは
景虎の為に全てを捨てて四国まで追っかけてきた直江なんだけども
信長と戦うためとか、どうしても闇戦国と関わることを降りられない高耶の選んだ居場所は
直江自身でも上杉でもなく戦うために高耶自身をを必要としてくれた赤鯨衆だったのだろうよ
怨霊討伐という使命も果たせず上杉にいられない自分が闇戦国と関わり続けるため、
直江と一緒に生き続ける理由として景虎様には「赤鯨衆」が必要だったんじゃないかね
高耶さんは最後の最後までいろんな理由を免罪符にして直江と生きていたかったんだと思う
その我が儘を周囲に誤るというか一緒に生きていたいと言う気持ちから産まれる罪悪を
直江でも自分でもなく今生の人々にずっと許してもらいたかったんじゃないかな
てかこのあたりの心の移り変わりは邂逅編云々以前に本編読んでてわかると思ったが
捕え方は人それぞれだね