09/05/13 07:40:37 HlHzejAH
オタク成金/あかほりさとる
かつて数々のヒット作を生み出したライトノベルの始祖の一人、あかほりさとる大先生。
ついには作品を書かずに現在のあらゆる作家を凌駕する境地へと達されました。
これは弓の達人が弓を構えるフリをする事で飛ぶ鳥を落とす事が出来るようになる
不射之射と等しき境地に達しておられる証明と言えましょう。
神域のライトノベル作家の手腕、私如きの筆力の及ぶところにはございません。以後は引用にて。
「俺、今の肩書、漫画の原作者なんだよ。ライトノベル作家じゃないの。今、ライトノベル書かないから。
なぜかっていうと、避難してんの。ライトノベルじゃ喰えないから。業界そのものが危ない」
あかほり先生は業界が危ない理由として、以下の2つをあげています。
1)ライトノベルのSF化
「難しくなっちゃったんだよ。今、ライトノベルと呼ばれている分野は、ある程度の共通言語が
わからないと、理解できなくなっちゃった。せいぜい『ハリー・ポッター』がわかるとギリギリわかるかなと。
SF化が進んで、一部の人間しか読まない分野になりつつある。もともと“ライト”=“誰でも読める”って
意味だったんだよ。クラスに40人いたら、本を読む人間は5人しかいなくて、残りの35人でも
読めるものを作ろうっていうのが始まりだった。そのために意図して行間あけてスカスカにしてたのに、
それをまたギッチリにしちゃってさ。だから、また40人中5人しか読まない小説になってしまった。
これじゃ売れないよな、ライトノベル。先細りだよ。ただ、それを熱狂的に支持するオタクもいるわけだ」
2)ライトノベルの新本格化
「新本格って、トリック命みたいなところがあるだろ。ライトノベル業界にも、アイデア命みたいな
作家がいるんだよ。アイデアって、つまり物語の“仕掛け”のことなんだけど。
とにかくキャラがなくて、アイデアだけの勝負をしてる人がいっぱいいる。
何度も言うけど、エンタメはキャラだから。魅力のないキャラにはファンはつかないだろ」
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