08/12/08 17:09:01 K72bXi5Z
>>217
まず親子関係は基本的に民法の扱いだから
国籍法をDNA鑑定絶対というような形に改正すると
民法他諸制度と国籍法との間で、親子関係の扱いがえらく不安定になるね。
不安定だと色々な問題が出てくるけれど
それに関することで国が訴えられたとしても
裁判所は国籍法じゃなくて現民法に基づく考え方を優先するよね。
今回の違憲判決も国籍法の扱いは不平等だと言ってるだけで、
民法がこうなのがいけないなんて内容じゃないんだから。
「これまで今の民法下では親子関係をこう扱ってきたよね?」
「それは別に変えるとか言わなかったよね?民法も変わってないよね?」
「なのになんでそれと矛盾する改正になってんの?通ると思ってんの?」てなもんですよ。
じゃあ不安定の解消はどうすればいいのかといえば
A.DNA鑑定導入で不安定・不平等にならないよう、民法他を大改正し制度も整える
B.国籍法のDNA鑑定導入を見送る
の二択になるけど、Aはすっっっげえ時間がかかる
(それ以前にまず改正するかどうかの議論になる)から、
ちんたらやってる間に不作為を問われちゃうわけですよ。
だから速やかに解消するには国籍法のDNA鑑定導入を見送らなきゃだし、
導入したいんならまず民法他をなんとかしてから国籍法変えろや
という方向になるんだよよ。