08/08/09 21:03:02 RF9+hJDz
>744
時は未来、処は宇宙。
邪気眼を覚醒できるようになった新世代ワナビ達は、科学、芸術、スポーツ、政治、
あらゆる分野で活躍を収め、『神』を名乗る敵対宇宙人達をも下し、共和宇宙の支配者となっていた。
「邪魔だノーマルどもっ！ お前らがクセェこの路地裏で暮らせてるのも、俺ら邪気眼使いのおかげなんだよ！」
「ほう、ノーマルだがツラはマシじゃねえか。今夜の『執筆活動』はお前に決めた。ありがたく思え？」
「お、お許し下さい・・・・・・ママ！ ママァ！」
顔を背けるノーマル達の中から一人、コートの男が立ち上がる。
「何だぁ？ ってお前も邪気眼持ちじゃねえか。なんでノーマルと一緒にいるんだよ」
「見ろよ！ 最初期のDB型邪気眼だぜ？ 骨董品だよゲラゲラ」
男は無視。無言でょぅL゛ょを後ろへと促す。ょぅL゛ょは、そのまま路地裏の奥へと走っていった。
「・・・・・・おいオッサン、ちょいムカついたぜ？ どーしてくれんのよこの執筆意欲」
「つーかDB型程度で、俺ら邪気眼3スイーツに勝てると思ってんのか？」
コートの男はゆっくりと振り返り、始めてその口を開いた。
「・・・・・・貴様ら、魔法使いと妖精の御伽噺を聞いたことはあるか？」