08/07/15 04:37:04 h2kbWUgl
>>618
「誠意……ですか? 誠意。え……ええ、もちろんありますとも。自身が人々の憂苦の発生源となっているというのなら、
そのことを認知する智恵を、わたくしは備え合わせているつもりです」
茉衣子は、熱病者がうわごつる様にぶつぶつと言った。
ひょっとしたら本当に熱があるのかもしれない。小作りな顔が真っ赤だ。血管ぶち切れているんじゃないかとか
近づいたら熱放射に当てられそうだとかといった様々な危惧を傍目に抱かせる惨状だった。
自意識に思いつめさせられてオーバーヒートした切れ長の目が、キレ気味の潤んだ視線をよこすと、
茉衣子の白魚の様な手、今は茹だった様に紅色に染まったそれがゴス風味のスカートの裾を掴んだ。細い指に、
せっかくのシックなスカートに皺をつけそうなぐらいの力を込めて。
いつもは罵詈驕慢の辞を尽くしているけれども黙っているときはそれなりに可愛らしい唇がもごもごと動いて、
さっきよりも更に不明瞭な発声がなされた。
「ご……ごっ……ごめんなさいっ……」
布地を掴んだままに手を持ち上げていく。そうすると、タイツに納まっている華奢な膝小僧だとか
終日眺めていても厭きそうにない形の良い腿だとかが次々にあらわになっていくのは道理なわけで。
ついにウエストのあたりまでたくし上げられると、茉衣子の下腹部に見えたのはストッキング越しの白
(省略されました 続きを読むには取り込みちゅうって何に取り込んでるのと書き込んで下さい)