08/06/25 19:41:33 7lbIMgyE
「笑わせるわね、求めてなんかいなかったくせに」「何…を…言…ってる」「貴方は妄想の中で何度私を死なせた。生きていた事実を死んだ事実に置き換えた」「ち……が…う」
97:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 19:48:57 +gHU2Eg9
「そうね、違うともいえるし、違わないともいえる。貴方の中の精神の対立がこの世界に干渉し、時空を歪めてしまったの。」
98:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 19:53:05 zSiKuDWn
違わない。ああ、判っているさ。辛い現実から目を背け、現実との接点を否定し続けた結果がこれだ。
99:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 20:15:38 7lbIMgyE
パァーー！！光が急に見えるその光は次第に納まる。そして白い部屋が「もう大丈夫ですね修一さん。私がわかりますか」「はい先生」そうここは精神病院だ
100:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 22:24:13 J8647Zsm
｢あ、見て見て修一！ この先生こんな所に十円ハゲがある！｣あの……何かまだ先生の後ろに綾奈の幻覚が見えるような気がするのは気のせいですよね？｢重症ですね、もう諦めて下さい｣
101:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 22:48:25 Fv/1PLaU
ふと気づくと、俺は裏山の伝説の木の下にいた。なんでこんなところにいるんだ？ そもそも俺は誰だっけ？
102:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 22:52:27 eo2y+sq6
「患者の様態は？」「今日も死亡した幼馴染の名前を叫び続けてます…」修一君は精神病院で残りの人生を過ごしましたとさ。「綾奈…あやなぁ…」という訳で、仕切り直して弟の雄二君に主役になってもらいます。「兄貴が消えたお陰で、この部屋は俺のモンだ！ヤッホーイ♪」
103:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 22:54:31 7lbIMgyE
……まったく思いだせん。ひょっとして記憶喪失って奴か？おいおい、まるで漫画だな……ってどうするよ！？
104:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 22:58:35 +gHU2Eg9
うむ、とりあえずこの摩訶不思議な体験を書き留めておこう。―そして俺は稀代の小説家になった
105:イラストに騙された名無しさん
08/06/25 23:45:06 7lbIMgyE
とまあ、妄想はおいといてマジでどうしようか？ここ学校って事は俺学生だったのか？
106:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 00:25:29 Ekc/d5xJ
いや、よくよく俺の姿格好を見る限り、学生ではないようだ。なぜなら
107:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 00:43:57 V/BErD8b
俺が着ているのは、黒のタキシードだ。懐には、大型拳銃のホルスター。おまけにこのタキシード、よく見れば、ケプラー繊維の裏が入った防弾仕様でいやがる。
108:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 01:11:48 svMIsWMQ
何故学校でこんな姿を？だが誰かに見つかるのはまずい……「あんた誰？」
109:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 02:13:00 0B/NdHSV
40、50程のおっさんが話かけてきた。制服着てる気がするが気のせいだろう。
110:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 06:14:37 vNFdEK0a
「なんだお前か、こんなとこでサボってると教官にどやされるぞ」おっさんが言う。この人、俺のことを知ってる？「早く校舎に戻ろう。次は殺人術の戦闘訓練だ」え？
111:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 09:42:34 YbW4Bxlu
「殺人術！？ 殺人って犯罪だ！」俺はあわてて携帯電話をとりだした。
112:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 09:47:42 svMIsWMQ
考えるより早く体が動き、俺はおっさんを組み伏せた「な、何をする狂ったか666号」その言葉を聞いた瞬間俺は怒りに支配された「俺を番号で呼ぶな！！」
113:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 09:49:58 V/BErD8b
「―もしもし、警察」「はい、相羽は今回も失格」「失格って！」「今は無線封鎖中って想定だな？ 実践で敵に傍受されたらどうするんだ。追試確定な」
114:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 09:51:53 V/BErD8b
（……しまった、被ったぜ。ま、選択は次の奴に任せよう）
115:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 10:38:54 Z2S7iRsq
何故かはわからないが衝動的に怒りが身体を包み込み、我を忘れておっさんをなぐりつけた。
116:イラストに騙された名無しさん
08/06/26 11:54:22 vNFdEK0a
「そこまでだ666号！」その声で我に返った。気づくと俺は銃をもった屈強な男たちに包囲されていた。「また貴様か666号、脱走などムリだといい加減気づけ」偉そうな態度の指揮官らしき男が告げる「そいつを反省房に放り込め」