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「パーフェクト・ブラッド 1 彼女が持ってるボクの心臓」
赤井 紅介 スーパーダッシュ文庫
見知らぬ女の子を庇い心臓を貫かれてしまう主人公。
しかし庇った女の子は、世界的大企業の総帥・天宮 雪子であった。
雪子の専属メイドでもある魔法士の魔法で生還する主人公だが、全快には10日間は術者の側での生活が必要。
そして、変装を解いた雪子のメイドはなんと学校のアイドル東雲 透華で…!?
ひょんな事から運命共同体となった二人。嬉しいシャワーシーンもある。
主人公は目隠しをしているが、見えないからこその触れ合いは逆に非常にいやらしい。
しかし中盤、ほのぼのムードは一転。なんと、天宮雪子が攫われてしまうのだ。
実は雪子の企業の50%は、彼女の叔父が掌握しており、
今回の事件も、雪子を亡き者にしようとする叔父が依頼したものだと思われる。
しかし雪子は、「自分に何かあった時は主人公とメイドの二人に会社を相続させる」という文章を残していたのだ。
これを知った犯人たちは、即座に雪子の側近達に電話をかける。
「総帥を殺す前にメイドと主人公を殺す。二人だけで指定の場所まで来い」
何という卑劣な犯人達であろうか。同じ人間の考えとはとても思えない。
とはいえ組織に潜り込む事に成功した主人公達。
だが、そこに待ち受けるは、核爆弾をも凌駕するという脅威、ランクSの能力者。
「火」「水」「土」「風」…4属性で構成されたこの世界の『魔法』
その常識にとらわれない「重力」VS「狂戦士」による魔法バトルは、君にまばたきさえ許さない。