08/01/10 23:07:11 NAWLXMzq
「うさ恋」 野村美月
本作で特筆すべきは、まずその三流以下のギャルゲー風文章である。
王道をいったストーリー、食べなれた普遍な味。舌を刺激する優雅なる甘さ。
何処へ行くのかわからない、まるで目隠しされながら夕飯を食べているような感覚。
また、ページを広げれば目に鮮やかな太文字ゴシックが薄っぺらい紙を彩る。
そのあまりの迫力におもわず倒錯感さえも覚えてしまうのだ。
そしてデカデカとした文字で描かれる、卑猥な言葉の数々・・・。
読み終わったら、思わず書店(ブックオフ)へと向かわずにはいられない、ラノベ界にのこる永遠の傑作であろう。