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『続々 殺戮のジャンゴ害伝 地獄のビッチハイカー』 ガガガ文庫 著/佐藤大とストーリーライダーズ 絵/Niθ
原作ゲーム『続・殺戮のジャンゴ ─地獄の賞金首─』(以下ゲーム版)の
シナリオを手掛けた虚淵玄は、シナリオを執筆する際、とにかく明るい話を書こうとしたそうだ。
バッドエンド症候群なる病気を患いバッドエンドしか書けなくなった虚淵が、
その泥沼から抜け出すために取った一種の荒療治らしい。
「俺に好き勝手やらせろ! 代わりにお前ら(スタッフ)も好き勝手やって良し!」
そんなこんなで完成したゲーム版。
果たして氏の病気が完治したのかどうかは解らないが、ひとまずゲーム版は
始めから終わりまで底抜けにハイでふざけた(褒め言葉)ゲームに仕上がったことだけは確かである。
そんなゲーム版の乱痴気騒ぎに便乗─と言うと聞こえは悪いだろうが、
アニメのシナリオライターとして有名な佐藤大がそのお祭騒ぎに混ざって
書き上げたおふざけ小説がこの小説版である。
おふざけである以上、あまり多くの言葉を使って内容を解説・紹介すると非常に陳腐に見える可能性が在る。
そこでここは、原作者虚淵玄による解説をいくつか引用する事で、文字通りの解説そして紹介としたい。
「本邦のアニメーションを綺羅星の如く彩る(中略)佐藤大が世に放つ最新作が。えぇと、その。」
もしあなたにこの本を読む機会があれば。
あなたはきっと、虚淵玄と同じ台詞を吐く事になるだろう。
─えぇと、その。