08/02/14 06:45:40 2Hi0o0Im
ローマ帝国の拡大政策にも行きづまりが見え始め徴兵に忌避感が強くなったころ
当代ローマ皇帝は一時停戦を献策する群臣を退け次のような布告を出した
「ローマ市民(=男性)は兵役を終えてからでなくては結婚してはならない」
戦地に行けば帰れないかも知れないからこそ急ぎの祝儀の後徴兵に行くのが慣わしだった、、、
国教の神殿の神官たちは皇帝の命令に逆らえるはずもなくカップルは禁教の地下教会で
キリスト教司祭に内緒で婚儀を司式してもらうようになった。皇帝は検挙を命じ地下司祭バレンチノが
逮捕された。皇帝は「棄教し『我が司式は全て無効なり』と宣言すれば恩赦で罪を減じる」と言い渡したが
バレンチノは「国法を破り主を奉じた私は覚悟が出来ております。それに我が司式せし夫婦はいずれも
主の御前で死が二人を分かつまで祝福されし夫婦でありまする」と突っぱねた。
かくしてバレンチノは広場にて警吏の棍棒で死ぬまで殴打され殉教した
それこそ2月14日、恋人とお菓子屋さんの守護聖人、聖バレンチノ(バレンタイン)殉教日の謂れである、、、
注:実在が疑わしいとされカトリックでは聖人指定取り消し