07/08/02 00:11:37 SfKNmly2
百「どうして今更再婚なんて…」
母「娘よ、よく聞きなさい、これには深い事情があるのよ。
１１年前になくなったお父さんが無類のﾘﾘｱﾝ女学園高等部好きだったのは知ってるわね？」
百「…初耳なんスけど」
母「いまわの際にお父さんは言ったわ『娘のロザリオの授受をした晴れ姿が見れないのが残念だ…。
君がもし再婚することがあったらせめて娘にｸﾞﾗﾝ・ｽｰﾙができてからにして欲しい…』」
百「…他に言い残すことはなかったんかい」
母「だからね、お父さんの霊を慰める為よ。環さんの供物…いえ生贄…じゃなくｽｰﾙになりなさい」
百「ちょっと待って、今何か言い直さなかった！？ｽｰﾙになったら私あの方に何されちゃうの！？」
母「やぁね。いくら親子といえども言える事と言うまでもないことがあるわ」
百「言っちゃいけないことはないのかよ！！」
母「いい？あなたが妹にならなかったらあの世のお父さんも新しくできる筈の家族も皆不幸になる。
けどあなたが妹になればあなた一人が犠牲になるだけでみんなは幸福になれるのよ。
差し引きプラスでめでたしめでたしじゃないの。それくらいわかるでしょ」
百「わかってたまるか」