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>>618
689 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2006/07/19(水) 21:44:11 ID:N4C53+zn
「荒木先生との対談を用意してくれるだなんてメディアワークスも気が効くじゃあないか。
ヴァルプを執筆中のシュバルツには悪いがここは俺が……」
「――アァ、青ざめた馬とォ、青っちろい騎士ィ――」
「……歌を?――はッ!まずい!待たせてしまっているのか!?」
「お待たせして申し訳ありません!上遠野浩平と――」
ガチャリ、と慌ててノブを回したグリュンが揮発性の刺激臭と、何かのスイッチを押し込もうとする耐火服を着込んだ男に気付いたときには、既に遅く。
(……!)
悲鳴を上げる余裕すらない。
男がぱちん、とスイッチを入れる――それは室内の蛍光灯スイッチだ。しかし、そのスイッチに接続されている蛍光灯は、
そのことごとくがブチ割られていて――
若々しい男――荒木はニヤニヤ笑っている。
「そして、不思議ィ――」
歌っているその声は、続く爆発の凄まじい轟音に掻き消されていた。
荒木飛呂彦は、時間に厳しい。