07/04/08 01:48:04 FcA2xfgJ
>>255
面白いよ。人を選ぶけど。
「姑獲鳥の夏」か「巷説百物語」から読むのがお奨め。どっちも文庫で出てるんで、そんなに高くないです。
「姑獲鳥の夏」は戦後間もない頃の日本で起きた、奇怪な事件の話。
その事件を、古本屋と作家と超能力者の3人を中心とした愉快な仲間たちが解決るするみたいな感じ。
あと屁理屈。ひたすら全編屁理屈。古本屋が喋りまくって、妖怪だのアイデンティティーだのの
理屈を解説しまくる。これが苦手な人は苦手。好きな人は京極ファンになる。
「巷説百物語」は江戸時代の話。
悪人を成敗して、妖怪のせいにして逃げちゃうというちょっと捻くれた正義の味方の人たちの話。
こっちは短編集なので、こっちの方が「姑獲鳥の夏」よりも読みやすいかも。
こっちも妖怪に関する無駄知識がいっぱい出てきます。
京極夏彦が書いてるのは基本的に妖怪の話なので、妖怪好きなら読むと面白いと思います。