07/04/18 00:59:35 mCFn3SzL
一応ちょっとだけ補足しておくと。
>今回の話しに限るなら、あの文体の嚆矢が舞城であるまいに。東野司、新井素子、大原まり子はどうなの?
一人称による口語体(もしくは饒舌体とでも言うべきかな?)はスタイルとしてはさほど珍しくはないし、
>>662が言うように先行する有力な作家も少なくないが、かといってそうしてカテゴライズされる作家、
作品間で(一定の影響はありうるにしろ)猿真似レベルの類似性が認められるとは言い難い。
当たり前の話だがそれぞれの作家固有の作風、下世話に言うなら芸風というものが存在し、その作家の
個性として確立されている。ジャンルやスタイルによるカテゴライズとはそういうものだ。
で。ラビオリのスタイルが一人称による口語体もしくは饒舌体であるとして、それのみを以ってだから
ラビオリが舞城の猿真似だと言ってるわけじゃあない。そのカテゴリ内においても、一作家として固有の
芸風と呼びうるレベルに達していないこと、つーか舞城のやってることそのまんまであること、要するに
既存の作家・作品が有する「個性」の下手くそな猿真似としか言えないようなレベルだからそう判断
したわけだ。