07/07/25 21:49:42 xumAHmFp
>>744
遅レスごめん。
ある日主人公の机の中に入っていたほとんど真っ白な一冊の本。
その本の妖精を名乗る少女と一緒に、本の中身を探す話。
本の内容は劇の脚本で、中身の物語はそれぞれの登場人物に
近しい性格、状況にいる人の心に隠されているらしい(自覚症状はない)。
物語を持つ人と心を通わせると、本にその登場人物の物語が戻ってくる。
物語を集めるために物語を持ってると思われる人と交流するうち、
それぞれの秘密を知っていくことになる…という展開。
現実世界の話と、本の中の物語とを一緒に読んでいく感じかな。
嘘三部作ってか、清水作品はどれもこんな感じ。
平凡な主人公がちょっと不思議な子と出会って、
徐々に身の回りに何か不思議が起こり始める……っていうもの。
何だか曇り空みたいな薄明るい印象の話かな。
読む時は不思議なことは不思議なこと!として雰囲気を楽しめないと、
ちょっとすっきりしなくてむずがゆくなるかもしれない。