07/02/16 12:53:26 0v4YK3e6
>>633
異能の力による産物を、触れることで消滅させる右手を持つ主人公が、科学・超能力者サイド、
宗教・魔術師サイドそれぞれの陰謀を、拳ひとつで叩き潰し、絶望的な状況にある女の子達を
救い出していくという物語。
鉄をも溶かす炎の巨人を操る魔術師、核の直撃にも耐える最強の超能力者、神の奇跡を行使する
神父やシスター、戦争を引き起こそうとする魔女達が、主人公に必殺の筈の攻撃を易々と破られ、
魔術やら超能力やらで身を守り余裕ぶっこいてるところに拳を喰らってぶっ飛ばされ、ようやく
本気になったところで、実は戦闘に関しては天才的なひらめきがある主人公に結局は打ち倒されて
いく、その様が痛快だ。
なぜか、下着姿・裸の個性的な美少女と滅多やたらと出くわしてしまう主人公が、厄介ごとに
巻き込まれた女の子を助けるという単純明快な動機によって、巨大な敵と、知力体力の限りを
尽くして戦いそして勝つ。ヒロイン達は、何の関わりもないのに命がけで自分を助けてくれた
主人公を想い慕うようになるんだが、主人公は特別なことをしたという意識がないため無自覚。
「優しいから」なんて理由でハーレム状態になるようなマルチヒロインものとは一線を隔して
いる作品。1,2巻も悪くはないが、バトルの熱さとヒロインの増殖振りが加速する3巻以降が
特にお薦めだ。