10/02/24 07:26:22
寺子屋ランボー法師 地獄から救済 4
それから永い永い何年もたったと思われる程永く感じる時が過ぎた。
やっと霊界からの返事が来た。時計をみると六時間ほどたっていた。
「待たせてすまなかった。話はまとまったが、ゆみ子の事を諦めるのには、二つの条件があるが、聞き届けてくれるか。」
「条件とはなんだ。」
「ひとつめは、全員に戒名をつけて、ていねいに葬式し、七回忌までの法事をすること。」
それを聞いて、母親(父親は仕事で留守)がうなずいたので
「承知した。して、もうひとつの条件は?」
「実は、わしの妻と子がいないのだ。二人を連れて来て一緒に供養してくれるなら受けよう。」
「分かった。して、その者の名前は」名を聞いて私は密教大鉤召秘術を使いその者たちを曳いたが遥遠い果て迄伸びた私の指には掛る感触が無かった。
もう一度と思い、再度やっても手ごたえは無かった。
ボスはじめ周りの者たちの重苦しい沈黙は続いた。と 突然閃いた。
「地獄に堕ちているかもしれない。」重苦しい沈黙が続く。
心を冷静にして、密教破地獄大鉤召秘術を使い、加えて弘法大師に応援を請願し、秘術の後に弘法大師の法号である「南無大師遍照金剛」の言葉を唱え「エイー」と気合をかけ、印で前下方を突き刺し二人の名を呼んで招いたが、何の手ごたえもなかった。
これで諦められるかとばかり、もう一度「エイー」と 破地獄印の指先から一筋の光が目の前の経机を通し、畳を通って、遥地の底に通っていった。
おーー 手ごたえがあった。たしかに、あった。「ボス、来たぞー わかるかー」「どこに どこにだー」「よく見れ」「あー いた いたー」と歓喜の声で埋まった。