10/02/23 06:22:42
寺子屋ランボー法師 地獄から救済 3
陰で指図していた者を連中はボス(霊は今の言葉を知っている。動物霊も子供の体に憑依して
テレビゲームを楽しむ。暴走族にはこのパターンがある。)と呼んでいたので、ここでもボス
と呼ぶことにします。
ここまでくるとボスの手下も三十人程リタイヤしました。
そろそろ和平交渉の頃あいとみて話を持ちかけました。
まず相手の、つのる恨み心を解消するため、恨みの原因を聞くことにしました。
話はこうです。
「今は昔、ある農村にボス(村長)と一緒に八十数名の農民が穏やかな生活を営んでいた。
ある夜突然、馬に乗った野武士がこの村を襲い、略奪そして女や子供まで惨殺され、村は焼き打ちされた。
殺された村人は、村長であるボスを中心に一致団結し七代祟ると誓ったのだった。
この野武士の親方の子孫がゆみ子だった。
この実情を知ったときボス達の気持ちも痛いほど分かるし、だからといって、ゆみ子を連れて(殺されること)行かせることはできない。
そこで、ある妥協案を持ちかけた。
(注 ボス達殺しの手法は、家人の目を盗みゆみ子を連れ出し、川に飛び込ませたり、交通事故などであり、
防止するため解決するまで母親と相談しクサリでつないである。玄関はもちろん、トイレの窓から出ようともした。)
「ボス私の話を聞いてほしい。貴方たち村人全員の供養をするから、ゆみ子を連れて行くのをあきらめてほしい。」
この提案をしたときボスは、「皆と相談するから返事を待ってくれ。」と その言葉に追いかぶせるように
「このまま攻防を続けることはボス達にはなにもメリットはない。今までこの一族を散々いたぶったではないか。
ゆみ子を連れてったところで、君たちは幸せになれるというのか。ここの先祖を供養したのを見ていただろう。
この千載一隅の機会を除いては、このような素晴らしい供養は受けられないぞ!」
「わかっている。相談がまとまるまで待ってくれ。」・・・・・・・