09/02/04 18:37:30
>>334
釈尊が生まれてスグに起ち上がって言ったという「天上天下唯我独尊」とは
「宇宙において私と等しく尊い者は存在しない」という意味で、文字通り仏陀釈迦牟尼の独尊性を表した表現だ。
「みんなの命が尊い」みたいな近代仏教学以後の生ヌルイ解釈などなんの関係もない。
宗教嫌いの日本人にはそんな毒のない解釈が好まれたのだろう。バカげた話だ。
だいたいそんな解釈をしたら他のエピソードと辻褄が合わなくなる。
すなわち
摩耶夫人が白象が胎内に入る夢を見て、右脇から釈尊を生んだというエピソード。
白象の夢も、産道を通過せずに右脇から生まれたというのも、釈尊の独尊性、英雄性、超人性を象徴する奇瑞だ。
そして生まれてスグ立って七歩歩いたというエピソード。
これも必ず六道輪廻を超えて悟りを開くという釈尊の非凡超絶性を示している。
それなのに、なんで同じ誕生時の「天上天下唯我独尊」だけが「命・大切!」みたいな話になるのか?
他のエピソードとセットで考えれば、釈尊の偉大さを示す以外にない。