【禁断の】ダキニ天について語れ!【コンコン】at KYOTO
【禁断の】ダキニ天について語れ!【コンコン】 - 暇つぶし2ch788:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/23 23:23:27
>そうじゃなくキツネは化かすというもっと民俗的な思想でしょう

そのソースは?
自分のは手元にないから今詳細は説明できない。
当然具体的な史料が残ってるわけではないので推測だったな(この手の話で明確な史料が残ってる方が少ないが)。
2,3日すれば書けるよ。

789:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/23 23:36:54
>>758
『我、ダキニ天伏見稲荷なり』

790:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/23 23:38:42
>>787
自分の言ってるのは玉藻御前のこと。

791:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/23 23:44:48
とりあえず九尾の狐のベースがダキニ天である証拠や資料がないとなんとも反論もできないな
少なくとも仏教の上ではそういった教義はあまり存在しないから。
狐の妖怪で女の姿ってのは古来からある日本の妖怪像の一つだからダキニ天が元なのかはっきり言い切れないし

792:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/24 01:33:56
>>788
宇治拾遺でもなんでも御伽噺の類で類型的に
キツネが化かすとか、それを退治するような話は数え切れないほどありますよ

793:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/24 08:10:49
正木晃の魔女本とかもしかして読んだ?あの本はなんか無理矢理すぎるところがあると思う。
なにかしら繋ぎたい病というか

794:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/24 20:38:46
世界中のあらゆる伝説や宗教の起源をオリエントにしたがる学者もよくいるな

795:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/24 21:07:24
>>794
ハン板の住人ならこう言うだろう。
「世界中のあらゆる伝説や宗教の起源は韓国」

796:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/25 20:30:55
>>791
宮地家は九尾の狐の起源はダキニ天だと言っているのですが?

797:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/26 16:27:47
宮地家は明治天皇の信任も厚かったですからね

798:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/27 00:23:51
ソース持ってきた。
玉藻御前は直接は鳥羽天皇の寵妃だった美福門院や祇園女御あたりがモデルらしい。
これに関東から伝わってきたと思われる、犬追物由来談の後半部が付け加えられたのではないかと言うことだ。

でもこれは表のストーリー。つづく・・・

799:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/27 06:24:34
続きマダー

800:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/28 13:51:35
>>798
そこまではみんな知ってる話だろw

肝心のソースの部分は「つづく」てなにそれw

801:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/28 14:05:00
九尾の狐ですけど、この妖怪の姿自体は中国で発想があり(山海経に載ってる)、朝鮮にも日本にも当然伝わっている。
別に日本オリジナルの妖怪ではないんですよ。

で、ダキニ天ですけど、これと狐と合体させて信仰する文化は
日本において稲荷神と習合して一気に盛り上った文化なんです。
中国ではこんなイメージではない。

紂王説話の妲己が中国ですでに多尾狐の化身となってて、これ日本発祥の話ではないわけですから
普通に考えて九尾狐のベースがダキニ天というのはありえない。
九尾の狐ベースがダキニ天という考えは荒唐無稽といってよいだろう。




802:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/28 14:07:01
単純に稲荷信仰盛んな日本で、九尾狐は殺傷石に稲荷神社あるように
霊験あらたかな稲荷神として祀られましたから
神仏習合時代ですし、稲荷神の本地はダキニ天ですから、そういう思想は
江戸期には当然あったでしょう。
しかし、それは九尾狐のベースにダキニ天があったって話とは違うわけです。

803:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/28 19:49:41
九尾狐説話に稲荷が習合して玉藻稲荷として祭られたっつーだけの話じゃね
源九郎稲荷にしてもそうだけど、もともと非稲荷の狐説話を祭る際に○○稲荷として祀るのは定番だし

要するに元々稲荷神というのは、稲荷山の土地神であったのが、時代を経て眷属の狐と同一視されるようになり
ついには狐を指すかのようになり、稲荷山の土地に縛られなくなったということ

804:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/28 21:52:17
もう一辺言うけどダキニ天がベースというのは玉藻御前の事であって九尾のキツネ自体の事ではない。
>>787,>>797参照)
だいたい玉藻御前にヘンシンするキツネは本来は二尾で、九尾のキツネになったのは江戸後期からと言われる。
妲己の話が付け加わったのも同様。この人は新参者w
現存の玉藻説話のイッチャン古いのは1400年頃。この話の原形は南北朝頃に形成されたと言われる。

つまりキツネの旅立ちはインドの斑足王からスタートする。そしてこの班足王のエピソードこそ
ダキニ天と玉藻御前をつなぐキーになっている。

その次の幽王のエピソードはお経由来の班足王と違い、史記由来なので仏教とは直接関係無い。
が、仏教伝来のお約束コースでもあり平家でも野干が化けたとあるので日印の繋ぎで入れたのだろう。
つづく・・・たぶん次回最終回。

805:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/28 21:54:42
↑間違いたい。(>>787,>>790参照)だったあ。

806:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/29 22:55:34
九尾の本スレはここですか?

807:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/31 00:08:59
玉藻御前がしょっぱなから九尾だったと思ってる人が多いようなんで、
最終回wの前に玉藻説話の歴史をちょこっと。

玉藻説話の原形はおそらくは南北朝頃に書かれたと思われ、
その要約であろう話が15C前期「神明鏡」に載っている。
丸ごとの物語で古いのは1470年写「玉藻前物語」。
この後15C末「殺生石」やその他に書き継がれ、
1653年「たまものさうし」で中世玉藻説話の完成形が出来上がる。

いずれもキツネのシッポは二尾か記述無いか。
キツネはインド・班足王→中国・幽王→日本・鳥羽院とワルサをする。妲己は出てこない。

「妲己は九尾の化けたのだって!」と言う話は平安後期に既に中国から入ってきているが(狐媚記)、
玉藻御前と九尾は中世では遂に結びつかなかったようだ。
しかし、「妲己って九尾か・・・褒姒もキツネだよな・・・同じキツネか!」と思うヤカラはいたに違いない。
実際いた。
江戸前期になると「簠簋内伝」や学者の著書で玉藻御前と九尾を結び付ける記述が出てくる。

そして1705年「通俗武王軍談」が大ヒットし妲己が広く庶民に知られるようになると
これを受け、恐らく18C後半に書かれた「三国悪狐伝」で九尾が妲己を引っさげて玉藻御前と合体する。

以降、二尾より九尾の方がインパクトが強いんで玉藻御前=九尾が定着する。
全然ちょこっとじゃない・・・

808:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/31 20:19:11
7月28日の夕方、馬頭さんお参りに行ったんだ。
晩飯食べたあと、なんかつかれたなぁと思って自分の部屋へ戻り
布団に横になった。べつに寝るつもりじゃなかったんだよ。
でも、いつの間にか眠っていた。そして奇妙な夢をみたんだ。
蛍か星の光みたいな小さいものがすぐ目の前にあって、
なぜかそれが死者の霊魂だと直感して、これはマズイぞと思い逃げようとする。
すると、その光の霊力に自分の身体が持ち上げられてスーと宙に浮いた感じ。
後ろへ押し戻されるんだ。その瞬間目が覚めた。
本当に不思議なのは目が覚めてからなんです。
部屋のカーテンを締め切っていたこともあり真っ暗だったのだけど、
その暗闇の中にキラキラした緑色の小さい蛾のようなものが飛んでいる。
とっても綺麗な光だったのだけど何かの虫かな(虫にしては変だな)と
思いつつ手で捕まえようとしたんだ。きっとこれが眠っている顔のまわりを
飛び回っていたので変な夢をみたに違いないと思った。その時は。
二回捕まえようとしたが捕まらなくて、何だこれは!と思いスタンドの明りをつけた。
明るくなった部屋の中をいつまで見ていても虫らしいものは見つからなかった。
時計を見ると午後9時50分だった。しかし、どう考えてもそんな光る虫がいるわけない
と考え込んでしまった。単に疲れていたから変なものが見えただけなのだろうか。
しかし、それではどうも納得がいかないのです。あまりに鮮明にリアルな体験ですから。
スレチな内容ですが、このスレには博識な方大勢おられますので、
なにかヒントが頂けるかもと思い書き込みました。

809:名無しさん@京都板じゃないよ
09/07/31 22:13:48
う~ん、スレチと言うよりもイタチのような気が・・・
たぶん心理学板とかで聞いた方が的確な解説を聞けると思う。

810:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/02 09:32:24
九尾というか多尾狐のバケモノというイメージ自体は
平安時代などにはすでに山海経などで広く知られた妖怪イメージですし
猫又のような多尾の妖怪動物というの自体はもっと古くからありますね
それがベースに玉藻説話ができているのでしょう
9尾に固定していくのはもっと後でしょうけどね。

811:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/02 09:41:59
>>804は玉藻御前説話を、ダキニ天信仰をベースに、日本でオリジナルに生まれたつってるわけですよね?
中国で先行する紂王説話と無関係に日本で平行してオリジナルに生まれたと。

これはどうかなあ~~~~
今昔物語集でもなんでもだけど、明らかに中国やインドにあるおとぎ話を日本ナイズしたとしか
考えられないような話がいっぱい伝わってるわけで
妲己になってないから、妲己説話と無関係に生まれた!つーのは無理があると思うよ。
両者は同じおとぎ話を起源とすると考えるのが普通じゃないかな。

812:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/03 20:49:17
>多尾狐のバケモノというイメージ・・・それがベースに玉藻説話ができているのでしょう
>(玉藻説話は)中国で先行する紂王説話と無関係に日本で平行してオリジナルに生まれたと?

まーだ誤解があるようだ。その二つは決して無関係というワケではない。

なぜなら日本人は文献で見る限りは、奈良以前はキツネにほとんど関心を示していない。
そしてキツネの説話が出てくるのは平安以降。中国の妖狐伝説とかが伝わってからだ。
つまり玉藻説話どころかダキニ(天)がキツネだという考え自体、中国のキツネ思想が基になっている。

キツネが人間の男と結婚したり、たぶらかしたりする話は平安時代にも多く作られた。
なのに何で中世になってキツネが天皇(上皇)に取って代わり、
この国の王になろうなどと、大それた事をする説話が出来たのかと。
自分はそう言っているワケなのだ。そしてそれにはダキニ天が関わってきていると。

繰り返すが、玉藻のキツネが「九尾→妲己→中国出身」という先入観があるから腑に落ちない。
本来の玉藻のキツネはインド出身だ(説話のストーリーでの事ね)。
そしてその斑足王のエピソードの元ネタにはキツネは出てこない。
つまり元々キツネの仕業ではなかった話を、日本でわざわざキツネの仕業に変えたと言うことだ。

うわ、チト長くなりすぎた(この話題も)。次回ガチで最終回。あと1回だユルセ。

813:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/03 20:57:59
↑「自分はそう言っているワケなのだ。」とエラソーなこと言ったけど、
何冊かの種本をひっくるめて要約してるだけねw

814:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/03 21:07:12
とりあえずもう参考書籍か研究レポートを紹介してくれよw
そんな下らない要約見せられるよりよっぽど意義あるから

815:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/04 09:29:32
北海道に北きつね牧場というのがあって、とっても可愛くてよいそうだぞ。

816:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/07 01:15:46
>>812
なんかもー言ってること無茶苦茶だな

>そしてキツネの説話が出てくるのは平安以降。中国の妖狐伝説とかが伝わってからだ。

…までは大筋ではいいだろう。日本神話にキツネはほとんど活躍しないからね。
けど、奈良時代には山海経なども伝わってるし、キツネが霊獣となるのは奈良時代であって平安以前だと思います。
奈良時代には既に活発に狐は説話に出てくる。
まあ中国のいろんな民間伝承が伝わっていろいろな日本のおとぎ話の類が生まれていったのは間違い無い。
…が、

>つまり玉藻説話どころかダキニ(天)がキツネだという考え自体、中国のキツネ思想が基になっている。

はいきなり意味不明。
玉藻説話が中国の妖狐説話、それも紂王説話とイコールであろうと認めるとして
なぜそこでダキニ天と狐の習合を中国にする?中国ではそんな習合思想は生まれてません。
日本でまずキツネを眷属とする稲荷神が成立既にし、それにダキニ天が習合というこれは文化で
日本で両者は習合しているのです。

キツネが化かすという思想の渡来と、ダキニ天が渡来して稲荷神と集合は時代的に全くかけ離れているわけで
それだけでもキミのその新説の論拠は全く説得力を持たないと思います。


817:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/07 01:26:04
>繰り返すが、玉藻のキツネが「九尾→妲己→中国出身」という先入観があるから腑に落ちない。
>本来の玉藻のキツネはインド出身だ(説話のストーリーでの事ね)。
>そしてその斑足王のエピソードの元ネタにはキツネは出てこない。
>つまり元々キツネの仕業ではなかった話を、日本でわざわざキツネの仕業に変えたと言うことだ。

無茶苦茶です。
あなたはこの説話をインド→日本であるとし、中国を経ていないとするわけですよね?
中国の妲己の紂王説話はこのインド由来の話とは別であり、2つのこの傾国の美女話があると仮定するわけだ。

が、普通はこれらは全て同じ説話のローカライズであろうというのが妥当な見解なわけです。
中国の説話をどける論拠はなんもないっしょ。

今昔物語集や日本霊異記には、明らかに仏教由来の説話が日本ローカライズされて多数収録されております。
ジャータカ的なインド由来の話が舞台を日本に移して書かれています。
奈良・平安時代に既にこれら説話はインド→中国→日本と伝播しているわけです。
玉藻説話も、インドから出ていることからも分かるとおり、明らかにこの系譜に属する説話です。

ダキニ天の信仰(稲荷神と集合した狐ダキニ天の成立)以前に遡る、ダキニ天とは全く無関係の
単なる舶来のおとぎ話というだけであって、紂王説話のローカライズであるというのが一般的な見方かと思います。

それを覆す根拠が何かあるのなら別ですが、どうも単に奈良時代・平安時代の民間説話をよく知らないだけのように見えます。

818:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/08 01:26:44
アタイこそが 400へと~

819:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/09 08:12:48
この九尾の狐は何?

709 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 09:43:40 ID:DVvqTvMti
自分九尾の狐ついてるけど
そのこのおかげで小学生位から大怪我しなくなったみたい
妖怪って言われてるけど、感謝してる
ペットというより大切な家族として見てる
血筋も少し関係してるみたい

820:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/09 08:24:39
>>819
本人に詳しく聞かないとサッパリ分りまへん。

821:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/09 23:08:51
オカルト板に行けってはなしでしょ。
自称チャネラーみたいなもん

822:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 00:53:18
うむ。ダラダラと続けるなと言う意見があったので、
一応反論だけ書いといて、後は種本を紹介して玉藻の話はヤメにしとく。

>>816
>奈良時代には既に活発に狐は説話に出てくる。

何に出てくるんだい?本邦のキツネ説話の初出は822年「日本霊異記」だが。
「古事記」にはキツネは出てこない。「日本書紀」には白狐の献上とかが2例あるだけ。
「万葉集」にはキツネの歌1種。「風土記」にもキツネの説話はない。

>なぜそこでダキニ天と狐の習合を中国にする?中国ではそんな習合思想は生まれてません。

8C初の唐の偽経「大仏頂首楞厳経」に「荼枳尼 狐魅鬼」と出てくる。

日本でもこれを受け9C中の安然「胎蔵界大法対受記」に「荼吉尼者叉津禰or乞津禰」とあり、
そして10C初の真寂「諸説記不同記」の荼吉尼の条で野干・狐と関係づけられている。
これが日本におけるダキニとキツネの習合の出発点と言われている。

これに対し、稲荷とキツネが関係づけられてるのは1052年「新猿楽記」で「稲荷山阿小町愛法」とあるのが初見。
しかしこの阿小町が後世のようにキツネ命婦を表しているのかは明確でない。
キツネとウカノミタマ神が関係づけられるのは1287年「御鎮座伝記」。
そして明確に稲荷とキツネが関係する資料は14C前半になる。

823:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 00:56:36
>>817
>あなたはこの説話をインド→日本であるとし、中国を経ていないとするわけですよね?
 中国の妲己の紂王説話はこのインド由来の話とは別であり、2つのこの傾国の美女話があると仮定するわけだ。

斑足王の話がなに由来か解っていないようだ。お経だって書いたろ。
斑足王の話は「仁王経」に出てくる話なのだ。安部泰成がそう言っている。
(仁王経自体は中国で編纂された偽経だが、斑足王の話はインドのお経にも載ってる)
そこには華陽夫人など出てこない。斑足王の元の話は「傾国の美女」なんかじゃない。

それは即位勧請に関する話なのだ。その本尊は「墓場に住む大黒天神」
玉藻説話ではこれがキツネにされている。墓場、大黒天、キツネ、即位勧請・・・
お約束通りここでやめておく。続きは下の本読んでちょ。
>>814
種本「近世文学と漢文学」←主に近世の玉藻説話の変容。
   「狐の日本史」←中世の玉藻説話の変容。  
   「湯屋の皇后」←直接引用はしてない。
   「大黒天変容」←基本種本。スゴイ本。 
   「日本秘教全書」←即位勧請について。

流石に長文続きで引き過ぎた。悪い。

824:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 01:26:10
荼枳尼天と狐の結びつきの方がウカノミタマ神より先だったのか
知らなんだ・・。

825:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 02:41:22
あくまで文献上の話ね。
仏教と違って平安時代の稲荷に関する史料はあんまり残ってない。
同じぐらいの可能性もある。

826:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 03:40:08
>>822
キミも言うように日本霊異記にはもう狐の説話はあるじゃん。
それと記紀に狐が出ないということと、無関係でしょ。
「それ日本神話にインドの説話が入ってない!」つってるだけで、なにそれ。
年代区分の概念がキミには無いのか?

で、日本における狐ダキニ天信仰成立ののちに玉藻説話ができたのであって、
紂王説話は無関係ってのがキミの主張かと思うが、変。
それ以前に妖狐のイメージは明らかに伝わっている。
日本霊異記をキミは出したけど、奈良時代に既に山海経の写本が発見されており
九尾狐は既に造形としてイメージは伝わっている。

ダキニ天が狐の化身とされる信仰は平安末期~室町にかけた期間に作られたものであるが、
明らかにそれに先んじて妖狐の思想はある。
『日本霊異記』は奈良時代の仏教説話を集めた本ですが、この中にインドや中国由来の話がたくさん収録されており
その中に狐が霊獣という思想が既にあるわけです。
陰陽道周辺では特に狐は化かすものという思想が深まります。信太狐の話などもそうです。
先行して狐信仰がまずあり、仏教説話として数々のインドや中国由来のお話が伝わっていることも今昔物語集や日本霊異記はじめとして
数々の文献からも明らかです。正倉院の宝物を見て、聖徳太子の出世話にみるキリスト話の取り込みなど見ても分かるように
文化はいっぱい伝わっているのです。妲己の紂王説話なんておいしい話が伝わってないわけないだろう。

密教勢力と稲荷信仰が習合したダキニ天の信仰が玉藻説話を生んだのではなく、妲己の紂王説話のローカライズとして玉藻説話があるのです。
ダキニのダの字も話に出てこないじゃないですか。
結局これを関連付ける根拠が皆無なので、単なる思い込みとしか言えません

827:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 03:53:31
>>822
>8C初の唐の偽経「大仏頂首楞厳経」に「荼枳尼 狐魅鬼」と出てくる。

ちょっと言い方が悪かったね。ダキニ天と稲荷神の集合のような、ダーキニー自体が狐神という発想は日本の思想でしょう。
墓場を荒らす野干と死を好むダーキニーを関連付け、野干をダーキニーの眷属とする思想はインドに遡るものですが
ダーキニー自体がキツネの化身という発想は、日本の稲荷神との習合を通して生まれたものです。
玉藻説話の場合、キツネ自体が化かす話で、これをダーキニーとするには
ダーキニー自体がキツネという思想が必要ですが、これは中国にもインドにもありません。
もっと日本であとの時代になって生まれてくるビジュアルイメージです。

>稲荷とキツネが関係づけられてるのは1052年「新猿楽記」で「稲荷山阿小町愛法」とあるのが初見。

稲荷神はそもそも単に稲荷山を御神体とする信仰ですから、キツネは山の御使いかもしれないが、キツネという独立した神でなく
あくまで稲荷山というローカルな霊山自体の神格化です。

キツネ信仰の起源が稲荷神とでも思っているのでしょうか?
ずっと先行する日本霊異記などに稲荷神とは無関係に既にキツネの霊獣化は見られるわけです。
日本霊異記の狐女房の話など。狐が化けた女に見入られた男が、女を忘れられないといったような話です。
こういう狐のイメージは既に稲荷神が狐を眷属とする以前からあるもので、
玉藻説話の狐が化けた妃が天皇を見入らせてしまうという話は、むしろこちらの系譜でしょう。
ダキニ天が入り込む余地は、特に無いと思います。

「狐の嫁が男をたぶらかす」
これは狐となった稲荷神がダーキニーと習合する時代や。ダキニ天信仰が盛んになるより
ずっと以前からあるベーシックなものにすぎんよ。無理矢理こじつけすぎだろう。



828:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 16:28:35
だから玉藻説話も中国の妖狐思想が基になってるってとっくに言ってるワケだが。

こっちは文献や元ネタをいちいち上げているのに頭の中だけで簡単に否定されては少々不公平だ。
疲れたから種本から引用してジエンドにする。>>814よ許せ!

「大黒天変相」弥永信美(仏教学者)より

・・・ダキニは単なる人食いの女鬼ではなく「ダキニ天」と呼ばれて、
中世の天皇の即位式の一環となった即位勧請の本尊とされるまでに神界の位階を上り詰めていく。
「渓嵐拾葉集」の「ダキニ天法」に、その即位勧請について述べた中で、
   <仁王経の「もって塚神を祀る」事、深くこれを思うべし。>
と書いた一節は、前に見た「仁王経」の斑足王説話の中の1行「もって塚間のマカキャラ大黒天神を祀る」を
直接参照したものである。
「仁王経」の説話では、斑足王が即位の勧請を受けようとするときに、外道の師が「千人の王の頭を取って、
墓場に住むマカキャラ・大黒天神にそれを捧げて祀れば自ずから王位に就くことが出来る」と教えたのだった。

 先に触れた玉藻前の物語では、才色兼備の遊女、玉藻前が鳥羽院に取り入って寵愛を一身に集め、遂に契り
を結ぶと、院は程なくして病にかかり、徐々に垂迹していく。驚いた側近が陰陽頭、安部泰成に占わせると、
泰成は化女の正体を見破り、「玉藻前とは実は下野国那須野に住む8100歳を経た、その長さは7尺、尾は2つ
という大狐が変化したモノだという。・・・もっとも、この狐の誕生の地は日本ではなく、天竺であった」

泰成によれば、この狐は「仁王経」に説く斑足王の物語に現れた外道の「塚の神」に他ならないという。
すなわち、日本の王権を脅かす恐るべき妖女、玉藻前とは、「塚間のマカキャラ大黒天神」の化身、
あるいはむしろ、この「大黒天神」に同定されたダキニ天~妖狐の化身だったと言うのである。

ダキニは、王権転覆を企図するほどの、あるいは王権を操るほどの強大な媚魅力・呪術力の持ち主である、
であるからこそ、日本の王権はダキニの力によって聖なるものとされる、と言う逆説が、ダキニ天を本尊とする
即位勧請を成り立たせた前提であり、そのことをはしなくも露呈させるのが玉藻前の物語だったのである。

829:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 18:05:27
結局なんも根拠は無いんですか?

830:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 18:08:32
>すなわち、日本の王権を脅かす恐るべき妖女、玉藻前とは、「塚間のマカキャラ大黒天神」の化身、
>あるいはむしろ、この「大黒天神」に同定されたダキニ天~妖狐の化身だったと言うのである。

いやだからそれ、狐ダキニ天が稲荷神と習合して信仰が始まってのちに、九尾狐話と習合がなされたというもので
時系列が逆だろう。ダキニが九尾狐の元というのは意味わからん。
信仰発生の時系列を全く無視してると思うよ。

831:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 20:23:36
疑問はあるかも知れんが>>814の言うとおりネタ本は紹介した。
あとは紹介した本を読んでくれ。

>>829
じゃあ「野干をダーキニーの眷属とする思想はインドに遡るものですが」
についての根拠を示してくれないか?
wikiでは根拠にはならないぞ。wiki自体が根拠書いてないんだから。

832:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/10 23:30:29
狐が化けた嫁の話は先行して普通によくあるはなしだからねー
荼枳尼天の信仰より前からある説話の類型では


833:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/11 23:39:24
ダキニ天の狐ってバター狐?

834:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/12 14:34:19
インドの方では火葬の際、バターの固まりやバター油で燃えやすくするようだから
ダキニ天もバターは好きかも知れない。

835:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/14 20:58:29
今年は帰省できなかったので、
線香の香りを求めて近くの墓場を4ヵ所ほどうろつき回った。
ちょっとだけダキニ天の気分になった。

836:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/17 19:50:36
お盆の間にダキニ天さんにお参りした人います?

837:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/18 18:34:48
地元の宇賀弁財天にはお参りしました。
キツネ以外はダキニ天と区別が付けがたいですねー。

838:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/20 20:40:52
なんか話しが難しくてワッケワッカラン!

839:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/20 21:19:36
興味が無いところはすっ飛ばせばいいじゃん。

840:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/20 22:04:10
つまり、ダキニ天様は萌えキャラでもあるのです

841:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/21 21:14:15
ダキニ天かわいいよダキニ天

842:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/21 23:34:00
小難しい長文を書くヤツはフェチ。
ダキニ天について調べたり書いたりしている時が至福の時間なのであろう。

843:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/27 22:00:31
  ∧∧
<`´ コン!

844:名無しさん@京都板じゃないよ
09/08/31 21:53:45
神棚の郷で作っている赤いお稲荷さん用の神棚がホスィ
赤はいいなぁ・・・

845:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/02 13:05:43
大願成就の暁には新しい神棚を納めますと願をかけたいところだけど、
経済的にピンチなので果たせるかわからない。
約束を破ったらたたられるだろうし。

846:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/02 21:25:21
祟りがあるのは逆に言えば効くってこと
反応があるってことだからw

847:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/07 20:58:29
今日の夕飯はカレー、もちろんダキニ天様にもお供えしました。
気のせいかカレーの時は喜んでるような気がしますた。

848:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/07 21:41:36
847さん、仏像の画像みたいです。

849:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/07 22:00:23
インド仏教経典ですでに野干は墓を荒らし死肉を食らうことから
不吉な生き物として常に描かれておりますな
(阿含経ですらしょちゅう死肉を食らう不吉な生き物として野干は出てきます)
その前提は経典を翻訳すれば当然ありますが、中国で大日経の解説などで
ダキニ天が死肉を食らうということから、野干は眷属としてイメージされるようになる。
それが日本に伝わり、野干に狐が当てはめられたという流れ。

また、インドのダーキニーの構成として、死肉食らいとか野干の要件と被っていることから
野干の神格化要素を習合させているという説はわりとメジャーだと思います。
元々ダーキニーは支える造形のものが存在することからガンダーラ・マトゥラー時代の
地母神でもあるヤクシーの慣れの果てと言われますが、このような非アーリア的神々が悪神とされるなかで
野干の要素が習合されていったのでしょう

850:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/07 23:20:36
うむ、メガテンで一番の萌えキャラは「ヤクシニー」という人も多いっちゃ

851:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/08 18:54:25
>>849
>中国で大日経の解説などで・・・

ところで、大日経の本文にそうした記述はあるのですよね!

すみませんが、本文をお願いします。大正大蔵経のページ数も。

基本的なことをお願いしてスマソ

852:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/09 01:44:58
>>851
大日経疏にありますよ
これはインド僧の善無畏が書いた大日経の解説書ですが
当時インドに既にそういう思想があったということですね

853:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/09 07:56:00
>>852
書いたんじゃなくて口述筆記な。
それで混乱が起こったという論が前の方のログにある。

854:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/10 11:54:11
ダキニ様は危険説があるけれど、イチロー選手のように自分に合っていたらいいのかな。

855:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/10 12:14:03
>>854
ちゃんと信心しないで「幸福製造器」みたいな扱いする香具師が罰あてられるんだよ。

856:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/10 14:45:58
>>853
その議論に参加してたけどそんなこと誰も言って無いだろ
上で話題になってたのは、インドではダーキニーはカーリーの眷属とされるが
マハーカーリー(大黒女天)と聞いたのをシナ人が大黒天と大日経疏と書いてしまったのだろうという話。

野干が眷属というのはそういう文字の間違いとかじゃないですから善無畏が当時インドの考え方を言ったと考えるべきかと。



857:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/10 17:35:09
弥永信美さんの説は一つの説としてはいいけど、あんまりメジャーな考え方でもないとおもーよ

858:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/10 19:17:29
>>856
そうだった?すまん。

859:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/11 21:19:09
>>854
豊川稲荷みたいに顕教の読経だけの祈祷ではダキニ天のパワーを100%引き出せるワケじゃないから、
危険もその分少ないんだろ。弱い代わり穏やかに効く。

危険と言われるのは密教でダキニ天法を修したときだろ。
豊川稲荷の祈祷がアスピリンなら、密教のダキニ天法はモルヒネ。

860:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/11 22:09:20
  ∧∧
<`´ コン!

861:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/11 22:25:55
>>847
>気のせいかカレーの時は喜んでるような気がしますた。

故郷の味だから喜ぶんだと思う

862:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/12 19:59:48
こんなんカレーちゃう!って怒ってたんじゃないかw

863:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/12 22:14:39
日本で言うカレーってこういうものなのかぁって思ったりして
インドもタイも日本のカレーも全く別物だし

864:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/13 20:52:12
ハツとかキモの焼き鳥をお供えした方が良いのかな?

865:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/13 21:14:01
神棚だったらナマの方がいいかな。仏壇だったら焼き鳥でいい。
前にも書いたけどダキニ天は魚鳥肉が好きらしい。

866:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/15 20:04:48
ダキニ天様とダキニ真天様と最上様は同じ尊天なのですか?

867:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/15 20:48:20
まぁ、和風(あのインド~チベットの本来のセクシー&血生臭いダーキニー様でなく)のダキニ天というなら同じです。
持ち物は少し違いますが、優しいお姿ではあります。

868:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/15 22:02:27
伊勢白山道が、ダキニ天をすごく悪く言ってるよ。

869:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/15 23:41:40
別に。
一々新興宗教の教祖モドキに成れて浮かれてるネラーの意見程度で信心が揺らぐようなら
神であれ仏であれどんな存在への信心も意味無い気がするなあ。

870:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 01:15:42
あげ

871:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 01:29:17
なりたさん地元すぎて殆ど行かないけどお稲荷さんもいらしたのね知らなかった

872:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 19:27:39
>>867
お答え有り難うございます。やはり同じ尊天でしたか。
でもなぜ名前を違えているのか不思議ですね。

873:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 20:54:43
>>871
寺院の鎮守稲荷(多くはダキニ天)は結構あるんだけど、有名どころ以外はあまり知られてないみたいだな(成田山のは有名だけどねぇ)。
今は檀家はもちろん住職でさえ寺の鎮守に関心がない人が結構いるみたいだから。

江戸時代は伏見稲荷の神宮寺の愛染寺から、明治後期からは豊川稲荷から勧請した場合が多いみたい。

874:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 21:30:08
>>872
ダキニ天とダキニ真天の差は判りませんが、最上稲荷の場合は造形は所謂ダキニ天の像ですが
実は最初からダキニ天と称した事が無く、江戸時代は専ら稲荷大明神と称していました(当時の棟札や文献にも明記してある)
しかし明治の神仏分離の折に稲荷大明神を寺から無くさなくてはならなくなり
止むを得ず名称を稲荷大明神から最上位教王大菩薩という法華経の功徳の化身に変えて難を逃れました。

875:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 22:24:25
豊川稲荷は正式にはダキニ天だよ。豊川ダキニ天。
真天と呼ぶようになったのは明治以降全国的に有名になってからかな?
最上稲荷と違って神仏分離対策ではないと思う(明治政府とのやりとりの文書ではダキニ天となっている)。

876:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/16 22:55:28
真天というのは真の天尊という意味ですから、
アレキサンダー「大王」やカール「大帝」のように正式な名称と言うより尊称でしょうね。

877:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/18 00:15:07
オーン・ヴァジラダーキニー・フーン・パット・スヴァーハー

878:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/18 22:08:57
>>874-876
またまた返答ありがとうございます。
意外にも比較的新しい呼び方なのですね。勉強になりました。

879:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/20 00:35:26
横レスですまんが、ちょいと教えてほしい。

斑足王がマガダ国の王とされていたのは、釈迦(ブッダ)の誕生よりも前? それとも後?
一般的な狐の話だと、華陽夫人が斑足王をそそのかし、
その結果国が崩壊したってあるけど、神話と称されてそういう人がいたともある。

誰かここらの前後関係がわかる人いない?

880:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/20 12:30:07
斑足王はマガダ国じゃないよ。カーシー国(首都ベレナス)の王。
ブラフマダッタ王とメスライオンの間に生まれた。
斑足王に捕らえられた千人目のスタソーマ王が釈迦の前世と言うことだから
当然釈迦より前の話。
ただし載ってるお経によっては仏教成立後の話になってる場合もある(仁王経ではそう)。

wikiによれば釈迦誕生以前はカーシー国が最大の勢力だったということなので、
その頃が舞台になってるのだろう(釈迦の頃はマガダとコーサラが取り合う弱国)。

881:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/20 19:13:11
>>880
マガダ国王じゃなかったのか・・・。
ネットで調べてると、マガダ国の王子って書いてるのが
多いから、てっきりそうだと思ってた。
カーシー国でいろいろ調べてみることにする。

ありが㌧。

882:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/20 20:27:25
>ネットで調べてると、マガダ国の王子って書いてるのが多いから・・・

それは江戸時代の小説での設定。華陽夫人なるキャラも。お経でも王妃が事件の原因は作るけど。

883:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/20 21:25:42
来週は那須九尾まつりだな。
玉藻稲荷がもう少し立派な神社ならお参りかねて行ってもいいんだけどなぁ。
祭神は有名なのに生前に改心しなかったからイメージ良くないのかなぁ…

884:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/21 12:57:51
ダキニ天は生前に改心してよかったね。

885:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/21 20:18:30
九尾の狐・玉藻の前のモデルになったという美福門院の皇子誕生祈願成就御礼の書状が
有名な川崎大師の紅縁起というものらすいが・・・
ダキニ天と美福門院と弘法大師とどういう関連性だとつながるかな


886:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/21 21:53:16
陀枳尼天の法伝寺がある真如堂には鎌倉地蔵という殺生石で作られたお地蔵さんがあるようです。
殺生石と同じ石で作ったお守りもあるみたいです。無実の罪が晴れるとか。
九尾は天神様と違って無実ではないですよね。

887:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/21 22:59:43
九尾といえば「金剛九尾」URLリンク(www.onmyo-za.net)

組曲「九尾」~玉藻前
組曲「九尾」~照魔鏡
組曲「九尾」~殺生石

なかなか良いですよボーカルは巫女さんです♪

888:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/23 11:37:36
宮坂宥勝氏著の『真言陀羅尼』では
ダキニ天は愛染明王の前身で、ダキニ天の初期の形から別の流れで完成されたのが愛染明王とされています。
伏見稲荷本願所は愛染寺といいましたが、天阿上人はこれを知っていたのでしょうか。
ダキニ天も愛染明王も共に赤であらわされていて 似ています。
笹間良彦氏もこの説をとっていて、バラモン、ヒンズー、仏教に組み込まれていくうちにダキニは邪神とされたが、
本来は古代インドの地方の地母神・豊穣神で美しき女神であったはずだといっています。
どなたか詳しい方がいましたら、ぜひ教えてください。



889:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/23 20:04:32
豊川さんは仏法守護の善神
仏教寺院の鎮守護法が邪神なんて、んなわきゃない
仏法に帰依して精進する時点で人天ともに善だよ

890:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/23 22:03:37
大元帥明王、聖天、大黒天、鬼子母神・・・
元々災いをもたらす鬼神を護法神として祀るのは、
仏教の基本スタイルと言っていいからね。ヒンズー教とかでもあるし。

891:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/24 15:55:59
260 :高野山真言宗僧侶:2009/07/29(水) 23:38:49
>>252
豊川稲荷ですか…。
曹洞宗での「開眼」の作法がどの程度のものか、ご存じでおっしゃってるのですか…?

そういえば豊川稲荷では「チンボー守札」を授与してますよねw
ネタとして私も「一枚」「買って」こようかなw


892:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/24 17:10:36
>>891
確かに真言の開眼作法は緻密な理論的裏付けのある勝れた作法だとは思う。
しかし、開眼作法は詰まるところ単なる物と礼拝供養の対象とのけじめに過ぎない。
開眼してなくても一所懸命礼拝していたら開眼されちゃうのはそういうこと。

真言の作法でクソ坊主が開眼するより徳のある顕教僧が手を合わせるだけの
方が勝れている。

そもそも真言では「信心第一」と言うと言うのに、そう言うことも弁えずに
他宗派の作法を貶すなど、この真言僧を名乗ってる人は少し浅はかなようだ。

893:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/24 20:58:26
>>891
豊川閣スレに自分の意見を書き込んだ
請見

894:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/25 09:40:35
そりゃダキニ天法を修するんだったら、密教の坊さんか修験者でなきゃダメだろうが、
豊川は鎮守稲荷として祀ってるんだから曹洞宗でも十分だと思うが。

東密こそがダキニ天の故郷なのに
今では禅宗の豊川閣がダキニ天信仰の中心になっているのは、あまり愉快な事ではないだろうが、
伏見の愛染寺が廃寺になったんだから仕方がない。自分も惜しいことをしたと思う。
本尊は左右に聖天・弁才天の面を持つ三面ダキニ天。確かにスゴイ効きそうなんだがなw

895:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/25 10:37:34
>>894
どっちかというと台密だと思うぞ。

896:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/25 23:25:17
894さんダキニ天法ってどこでやってるの?

897:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/27 04:39:59
確実にやってるところは京都・真如堂の法伝寺。
先代の住職はダキニ天法の名手だったと本にも載ってる(当代は名手のウワサは無いらしいw)。
あと飯綱行者の羽田守快氏もダキニ天法に詳しいみたいだからやるんじゃないかな(飯綱権現はダキニ天の変形ver)。

他にも密教寺院で鎮守稲荷があって祈祷をしてるローカルなメジャーどこを幾つか知ってるけど、
ダキニ天法やってるかどうか確認できてないので確認できたら報告する予定。たぶんやってないぽい。

898:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/27 20:59:39
神田明神によくお参りしていていろいろご利益貰っているから、
ダキニ天とはいえ成田山にはお参りできない。

伏見系には良く行くけどね。

899:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/27 21:27:24
成田山はダキニ天法で御祈祷するの?

900:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/28 01:11:13
出世稲荷で祈祷はやってないと言うことだ。第一やる場所ないじゃん。

901:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/29 12:59:18
>>894
今は伏見稲荷大社にダキニ天伏見稲荷様が戻ってます。

902:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/29 22:07:13
信仰する者ならば、職や身分の貴賤を問わない神様らしいね

903:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/30 01:08:46
本地が観音菩薩だか文殊菩薩かは知らんが、
欲界の衆生は貪欲強盛なので半畜生に身をやつして衆生に施すそうだ。

904:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/30 07:22:10
>>902
でもヤパーリ女にモテない感じの香具師は貴賤を問わず御利益が薄い。

905:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/30 08:17:50
おまえらダーキニーをもっと崇めよ
法皇陛下の即位式で唱えられる唯一の御真言はダーキニーだぞ

906:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/30 10:19:17
897さんありがとう。ご報告待ってます。

907:名無しさん@京都板じゃないよ
09/09/30 23:56:17
やあ!
今週号の女性自身(週刊誌)で、おチチ丸出しダキニ天ちゃんのお姿が拝めるYO!みんなお拝んどけ!

908:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/01 00:18:59
>>907
四様が乳を見せるのか?いらんわそんなん。

909:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/01 01:11:15
↑ヨン様?

910:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/01 18:24:57
ダキニ天なら、アメリカでスターファイヤーとマントラを唱えて箱から脱出してるよ

911:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/01 20:22:20
>>907
女性自身を立ち読みしてきたぞ。
あれはダキニ天じゃないよ。ヴァジュラ・ダーキニー。
「おチチ丸出し」で多分そうじゃないかと思ったけどやっぱりそうだったw

912:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/01 21:49:07
>>906
法伝寺の他にダキニ天法やってるかな?という密教寺院に聞いてみた。

「太山寺 野州豊川稲荷(真言宗)」栃木
戦後に豊川稲荷を勧請した。本尊の不動明王そっちのけwで豊川稲荷の祈祷に力を入れている。
護摩を焚くかと思いきや、豊川閣と同じ大般若転読による祈祷だそうだ。当然ダキニ天法ではない。
う~ん勧請の際に本院と同じ方法で祈祷するように条件提示でもあったのかな?真言宗なのにもったいない。

「木山寺 善覚稲荷(真言宗)」岡山
室町中期の行者善覚がダキニ天法を行ったらしく、その流れで江戸中期に伏見から勧請した。
現在は尊像自体はダキニ天像だが、稲荷の本地仏の十一面観音として祀られている(たぶん神仏分離の際のゴタゴタ)。
善覚稲荷の祈祷はしているが護摩ではない。観音様という名目なのでダキニ天法でもない。

913:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/01 21:51:22
「神照寺 神照稲荷(真言宗)」滋賀
伏見稲荷の別当・愛染寺の初代、天阿が後に住職になった寺(兼務かも)。
それで愛染寺と同じダキニ天像と、天阿が著した「稲荷一流大事」などの加持作法書が伝わる。
フツーは本堂の大日如来や観音様の前での祈祷だが、頼めば神照稲荷で祈祷もしてくれるそうだ。期待大!
でも電話に出たのが奥さんらしき人だったので、天阿相伝のダキニ天法かどうかは解らなかった。

「比叡山・大黒堂  星峯稲荷」
毎月1回、大黒天の行事の後で稲荷(ダキニ天)で護摩祈祷をする。
天台宗でダキニ天法を修したのは寺門(三井寺系)の方で、比叡山ではやらなったという。
が、黒谷流では大黒天信仰のからみでダキニ天法をやってたそうだ。星峯稲荷もその流れを汲んでいるのかな?
そうなら期待だが、電話に出たのが受付の女の人なので詳しいことは解らなかった。

914:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/02 00:15:01
912さん、ありがとうございますm(__)m

915:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/02 01:33:16
ヴァジュラ・ダーキニーとダキニ天はどこがちがうんだぜい

916:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/02 02:05:50
↑おいらもそれが聞きたいぜぃー
ダキニってカーリーの妹分なんじゃないの?

917:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/02 03:31:24
ひろゆきです
2chを止めた理由はこれです。
絶対に誰にも言わないで下さい。
URLリンク(yahoo-yahoo.tank.jp)


918:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/02 10:20:52
そやねえ、ヴァジュラダーキニーと陀吉尼天自体起源は一緒だけど
日本の陀吉尼天は元の地母神の側面と日本の穀物神との融合があったおかげで福神として強調されたが
ヴァジュラダーキニーはその住まいの屍場に集う魔神たちの魔性の側面が強調された結果
屍場でヨーガに勤しむ行者に親しい神となり、ヨーガの悉地を助けるパートナーやタントラ仏教では悟りに導く女神にまで押し上げられた。
日本の陀吉尼天は悟りに導く女神などという事は言われず、ヴァジュラダーキニーは機嫌を損ねたら災いをもたらすが宥めれば災いを静める存在だが福神とはされてない。
こんな所やろかね。

919:名無しさん@京都板じゃないよ
09/10/02 10:25:49
あとおまけとして日本の陀吉尼天は例外なく女神だけど、ヴァジュラダーキニーなどチベット辺りのダーキニーには男性版ダーキニーのダーカというのがいる。
ダーカは主に男性のヨーガ行者が死後ダーキニーの世界に生まれ変わってなる存在だという。


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