09/05/08 01:37:37
それについては上で既に書いたんだけどね。
サラスバティーやガネーシャはデーヴァ(天)だから漢訳では弁才天や聖天となるが、
中期密教までのダーキニーは下っ端の夜叉か邪術女の類でしかない。当然お経もない。
漢訳も叱枳尼・茶吉尼で真言や印や簡単な説明があるだけ。
その半裸のダキニが日本では閻魔天の眷属となり、
平安時代末頃にはキツネに乗った天女形の独尊に昇格する。
ダキニ「天」と呼ばれるのはその後、鎌倉以降の話。ダキニ天は日本密教のオリジナル尊格なのだ。
インドでも後期密教では>>451のようにダーキニーが重要な役割をもつようになるが、
日本には伝わってないのでダキニ天とは直接の関係はない。