09/03/12 01:19:15
「・・・う・・・あ・あ・・・・・お・・・お前達・・・は・・・私を・・・どうするつもりな・・・ん・・・だ・・・」
度重なる暴力と痛みに、雪乃の体からは血の気が失せていた。
服を切り裂かれた時に出来た生傷からは血が滴り、ドス黒い染みが幾つもこびりついている。
「なぁに・・・お前さんが好きな装束OFFをやるだけだゼ。w楽しみにしてたんダロ?w」
クソビッチは雪乃が持っていたカートを足で蹴飛ばして、彼女の前に持って行った。
「着替えろ、雪乃。楽しいOFF会の始まりだ・・・・」
凍りつくような眼差しと、いつか動画で聞いた時とは全く違う低い声でクソビッチは命令した。
「断る!」そう言おうとした雪乃の声をクソビッチは遮った。
「嫌だと言えば・・・・・ドーなるか分かってるんだろーナ?」
クソビッチは椅子から立ち上がると、テーブルに置いてあったノートパソコンの電源を入れた。
「このノートパソコンはヨ、シャレタマに感染してるんだヨ・・・・ククククッ・・・・」
そう言ってクソビッチは手にしたデジカメからSDカードを取り出して雪乃に見せた。
「・・・・あとは分かるダロ、な?」
その言葉を聞いた瞬間、雪乃は我を忘れてクソビッチに飛び掛って行った。
「よせ!!!!やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
クソビッチが手にしたSDカードを奪い取ろうとしたその時、彼の左手の握り拳が雪乃の腹に食い込む・・・・
「ウゲッ・・・・ゲボッ・・・ゥォオオエェェェ・・・・」
雪乃は腹を押さえて蹲り、その場で吐いた。
「ブヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!ザマねぇナァ雪乃ぉぉぉ・・・・」
クソビッチと男達はゲラゲラ笑いながら、何度も雪乃の体に蹴りをかました。
「ヲラヲラヲラヲラッッッ!!!!いつもの勢いはドコにいったんだ、あ?」
鉄板の入った安全靴で蹴り飛ばされ、やがて雪乃の意識は吸い込まれるように闇に消えていった。
(続く)