08/09/17 19:08:49
斎場:出棺見える…隣人訴えにフェンスかさ上げ命令 京都
京都府宇治市の葬儀場「宇治葬祭駕辰(かごたつ)」の近隣男性が「出棺の様子が見え、宗教的平穏を
侵害されている」として目隠しフェンスを高くすることなどを求めた訴訟の判決が16日、京都地裁であった。
井戸謙一裁判官は「ひつぎの搬入と出棺の様子を観望できるのは受忍限度を超えている」と述べ、フェン
ス(高さ1.8メートル)の1.2メートルかさ上げと20万円の損害賠償を命じた。
判決によると、葬儀場は05年10月に開設。市道を挟んで向かいの住宅2階から敷地内の参列者や出棺
の様子が見える。住民男性は「大声を上げて笑うことができず、カーテンを閉め切っての生活を強いられて
いる」と主張し、フェンスの1.5メートルかさ上げと月額2万5000円の慰謝料などを求めた。
葬儀場側は「葬儀場には高度の公共性がある。かさ上げは費用がかかり、威圧感も増す」と反論。
判決は、参列者が見えるのは受忍限度内としたが、かさ上げについては「費用が営業を困難にするほどで
はない」と判断した。【熊谷豪】
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