07/12/29 08:53:34
早い者で、とうとう今年の御用終の日も過ぎてしまいました。
昨日28日は、私のところの今年最後の護摩法会。
午前に不動明王、午後に烏枢沙摩明王の護摩で今年の護摩法会が終了しました。
午前 午後ともほぼ満席の状態でにぎわった。
法要開始の三通三下の鐘の音ではじまり、静寂の中 チャリン チャリン チャリン という洒水の音が響く。
やがて前讃の発音がされ、ほぼ全員の参詣者がこれに続く。
讃の声は全員の心が一つとなり、大きなうねりを感じる上々の出来だった。
そのには、今年一年仏様にお守り戴いた感謝の心が込められていた。
やがて導師のふる振鈴の音が響き渡る頃、理趣経が唱えられ、入護摩へと進んだ。
火天段火が点けられ蘇油で一気に火は広がる。
パチパチとまきの燃える音のするなか、般若心経が唱えられる。
導師と参詣者の心が一つになり、今年最後の護摩法会にふさわしい素晴らしい法要
が終了した。
午前の護摩は不動明王で、息災護摩で行われ、午後の烏枢沙摩明王は調伏で行われた。
大元帥明王も調伏で行っているが、共に部主段は不動明王である。
大元帥明王の場合、息災で行うこともあるが、その時の部主段は金大日である。
元旦を迎えるまで、しばしの静寂を得ることができるようだ。