09/08/31 02:08:20
こうして見てみるとお坊さんはなんとも恵まれた職業に感じるが、良いことばかりでないのが現実というもの。
というのも、不幸は突然起こるものなので、葬祭の時は常に急に呼び出されることになる。
火葬場が休みになる「友引」以外には安定した休日は確保できない上に、年末年始やお盆、彼岸など世間が休んでいる時期は常に忙しい。
また品行方正が求められる職業柄、飲み屋やパチンコ屋にも入りづらい。
給料だって安定はしているものの、全国に約14,000のお寺がある曹洞宗の場合、平均年収は565万円と、世間のイメージほどは高給ではない。
中には商売におけるリピーターである「檀家」が少なく、経済的に貧窮しているお寺もあり、必ずしも経済的に裕福であるとは限らないのだ。
住職の世界にも「理想」と「現実」が存在するということなのだろうか。