07/09/23 19:57:41
御影堂内に「見真額」戻る 津の高田本山専修寺
2007年9月23日
浄土真宗の開祖・親鸞の七百五十回忌(二〇一二年)に合わせて修理が進む津市一身田町の
国の重要文化財「高田本山専修寺御影堂」で二十一日、親鸞の大師号「見真」と記した額が
堂内に取り付けられた。
御影堂の修理は二〇〇〇年から始まり、十二月に完了予定。これまでに瓦のふき替えが終わり、
現在は内装の整備をしている。額は「見真額」と呼ばれ、一九〇九(明治四十二)年ごろ、東京の
仏師が作ったとされる。高さ約二・五メートル、幅約二メートルで、金箔(きんぱく)で「見真」と記され、
文字の周りにも金の装飾がほどこされている。
二〇〇一年に御影堂の修理に合わせて外し、岡田文化財団の補助を受けて漆や金箔を塗り直した。
この日は、寺の関係者が見守る中、修理業者が御影堂の高さ約十メートルある天井付近まで額を
つり上げ、傾きを調整しながら取り付けた。
御影堂の修理を取り仕切る文化財建造物保存技術協会の大城哲也さんは
「見真額も戻り、修理も完成に近いと実感する。仕上げまでしっかり頑張りたい」
と話していた。
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
関係者に見守られる中、御影堂内に取り付けられた見真額=津市一身田町の高田本山専修寺で
URLリンク(www.chunichi.co.jp)