07/08/31 06:30:46
何日かの攻防が続き、その霊は攻撃を諦めようとしない。しかし、その霊は弱ってきたようだ。
こんなにダメージを受けてもどうして攻撃をやめようとはしないのか不思議だった。
だめでもともと、その理由を聞いて見ることにした。「そなたは結界や九字護身法そして
調伏術などで、そのように辛いめに会っているのに、どうして攻撃しなければならぬのか。」
と問いただしたところ、「ある人(霊)に命令されてしかたなくゆみ子を連れて行こうとしている。」
と言うのです。その後は狐や蛇の霊も攻撃に加わったのです。
余談ですが、この動物園騒ぎで面白いことに気がつきました。
巷にでている呪術の本にのっている、悪霊封じの術を試したときのことです。
攻撃してきた狐の霊を封じるため、始めに本のとおりに梵字を書いた板にマントラを
唱えながらクギを打ち始めたら、その狐の霊が言うのには「坊主そんな所に柵を
つくって何するんだ。トラでも入れて動物園でもするのか。」と笑っているのです。
次に私がやっていた方法ですると、「おい、何をするのだ。俺を囲ったら出られなくなる。」
と怒りだしました。やっかいな先祖霊に対する有効な手立ても見つかりました。
脅されてやっていることですから封じるわけにもいかず、その霊の頭に孫悟空の
頭の輪を被せて締まるように念じたところ非常に良く効き目が出ました。
そうしてこの霊もリタイヤしました。陰で指図していた者を連中はボス(霊は今の
言葉を知っている。動物霊も子供の体に憑依してテレビゲームを楽しむ。
暴走族にはこのパターンがある。)と呼んでいたので、ここでもボスと呼ぶことにします。
ここまでくるとボスの手下も三十人程リタイヤしました。そろそろ和平交渉の頃あいとみて
話を持ちかけました。まず相手の、つのる恨み心を解消するため、恨みの原因を
聞くことにしました。話はこうです。