07/12/11 16:59:56
毘沙門天王功徳経より (原書房 現世利益のお経 より )
仏この呪をときおわりて、大地振動して毘沙門天王出で来たって大蓮華の
王座の上に座し、おわりて阿難に告げたまわく。我は此れより北方七満八
千里を過ぎて表あり名づけて普光という。城あり名づけて吠室羅摩那郭大
城という。八十那由陀の大福寿あり。我毎日三時に此の福を焼く、
若し人ありて我が福を得んと欲せば、五戒をたもち三帰して、無上菩提の
為に願い求めれば、決定して施与して一切毘沙門の福を成就する事を
得ん。
毘沙門天王は福徳が余りに多いため、眷族に命じて日に三度焼き捨てると
ある。福徳を望む者は祈願すると、その一分を授けるという誓願があるが、
但し、祈るもの自身も誓願を立てなければならない。それは五戒を守り
佛・法・僧の三宝に帰依し五種の心を持って福を願うのである。
五種の心とは
・父母の考養のため
・功徳善恨のため
・国土豊饒のため
・一切衆生のため
・無上菩提のため