07/11/28 03:56:18
大黒天も極端に忿怒像と笑顔の頭巾像が分かれている。
一見、頭巾を被り袋を背負う小人像は日本的のように見えるが、この像にもインド的な供養法が隠されている。
シルエットが男根でリンガ崇拝のトリックが秘められているんだ。
大きな頭に被る後ろに垂れる丸い頭巾が亀頭で大きな袋が小さな身体の背後を覆い
踏まえる二つの米俵が睾丸に見えるように彫られている大黒天像は後ろから見れば男性器。
大黒は梵語でマハーカーラ。バイラヴァ(畏怖)とも呼ばれたシヴァ神の名。
そしてリンガにさまざまな供物を注ぎかけてシヴァを礼拝するのはインドでもっともよく見られるヒンドゥー教の風景。
たしか、身延山の東京別院の境内に油かけ大黒天の小堂があった。
護摩供は真言色が濃すぎて法華では避けられる供養法だが、法華でも浴油供を行う寺はあるかも知れない。