07/06/03 16:13:51
脱北者 海保に衝撃 小型木造船でレーダー捕らえず?
北朝鮮籍とみられる男女4人が乗り込んだ船が漂着した事件は、日本海の警備を強めてきた
海上保安庁に衝撃を与えた。
事件後に付近の海域を捜索したが、他の不審な船は確認できなかった。
ある幹部は「パトロールを行っている海域に入った後、ある程度の時間はあったはずなのに、
捕捉できなかったことはショックだ」と話した。
小型木造船のため、レーダーで気づくことができなかったとみられ、海保は警戒を強めるととも
に小型船への対策を検討する。
海保は、99年の能登半島沖不審船事件をきっかけに、速力・航続距離を大幅に伸ばした高速
特殊警備船を導入。11隻が就役し、日本海を中心に哨戒活動を続けている。
また新潟県や福井県の原子力発電所にはテロ対策として巡視船を常駐させてきた。
巡視船は通常、半径約45~90キロの範囲を映すレーダーを使って不審な船がないかを捜索し
ている。しかし、船の高さが低い船や小型木造船はレーダーに映りにくい。漂着船は、長さ約7.
3メートル、高さ約1メートルと小型だったため、捕捉できなかったとみられる。
今回の漂着船は事件後の海保の捜索でも大型の母船の影がなかったため、小型船は単独で
青森県に漂着したとみられる。海保幹部は「今回は不審船ではないようだが、詳しい経路を調
べるなど情報を集め、今後に生かしたい」と話している。
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