07/05/31 19:51:13
住職の話では、その寺にも、門徒の中に、被差別部落の人がいるし、いくつかある、その寺の下寺(末寺)
にも少なからぬ被差別部落の門徒がいるというのです。ある被差別部落は、高齢化と過疎化が進み、最
後の家がその被差別部落を後にして出ていったそうです。ひとつの被差別部落が消えてしう。それは、い
いことかというと、決してそうではない。なぜなら、この地方にあっては、被差別部落の人々は、そうでない
人々と、いつの時代にも共に生きてきたという現実があるというのです。江戸時代も明治になってからも、
差別したりされたりという関係ではなく、共に生きてきたという現実がある、だから、被差別部落がなくなる
ときは、被差別部落だけでなく、村全体がなくなるときだ・・・というのです。
浄土真宗の住職は、被差別部落がなくなり、その村がなくなり、最後の門徒が出ていくのを見届けない
限り、その寺を離れることはできないといいます。
私の過去の経験では、浄土真宗の住職は、誠実な人が多いと思います。
真摯に問いかければ、真摯に答えてくださるのです。