07/05/31 00:21:16
>308
どうも誤解をしているようだが、供養というのは原語の意味からいっても
「尊敬をもってねんごろにもてなすこと」なんだから、
亡くなった家族を偲び、生前の御恩を感謝し、
往生された浄土から仏としてわれわれに向けられている願いを受け止める意味で、
法事をして供養をすることは、決して否定されている訳じゃない。
真宗が否定しているのは「追善供養」であって、
まだ成仏せずに迷っている霊魂のために、自分の力で善を積んで、
その功徳によって往生させようという自力の行をしないだけの話。
成仏は、俗世の人間の力でするのではなく、阿弥陀仏の仕事。
故人を偲ぶ人間としての情や感情まで否定しているのじゃないし、
それを霊魂観と呼ぶからややこしくなる。