07/06/04 10:54:59
どうも浄土宗と真宗では、「他力」という言葉の使い方が違うんだよな
うちは門徒だが、あんまり院さんが言うもんで調べてみたことがある
浄土宗で言う「他力」は「阿弥陀佛が衆生を摂取する働き」に限定的に使われている
法然聖人も法語の中で、
「自分の念仏によって救われると考えるならば、それは自力の念仏と言うべし。
阿弥陀仏に救ってもらうのだと思って念仏するならば、何千、何万の念仏であろうと
他力の念仏である」
という趣旨のことを述べている
つまり、阿弥陀仏を頼んで念仏するならば、それは他力の念仏なのだと理解している
真宗の場合、念仏は弥陀が衆生に回し向けた信によって出てくるのだから、念仏自体が
「阿弥陀仏によって唱えさせてもらっている」ということになると聞いた。
つまるところこれが「絶対他力」ということなのだろうが、どっちが上とか下とかじゃなく、単に
捉え方の違いというだけだな
真宗が浄土宗を指して、あれは多念自力で疑心の念仏と謗るのは間違いだな
正直、よそ様の悪口言うのはみっともないからやめて欲しい。