06/04/17 15:14:56
若いお坊さんにも法話をさせる機会をどんどん持たせたほうがいいですね。
法話の内容もできるだけ自分で考えさせるようにするんです。能化からの指導やチェックは必要でしょうが。
たとえば興教大師の書簡から一節を選んで、最近の世間で話題になっているようなこととからめて起承転結のあるメッセージを伝えるといった、そのような経験を積むんです。
仏説や弘法大師の論釈よりも、もっと時代の下がった高僧のお手紙などを法話のテキストにしたほうがいいと思います。
深川仏教会の花祭りで法華のお坊さんがまいたヒゲ題目の書かれた花びらには、
もう片面には宗祖日蓮上人のお手紙にあるお言葉が書かれてありました。真宗の門徒のかたがたは蓮如上人のお手紙などを“おふみ”や“御文章”などと称して親しみます。
智山派は、興教大師や玄宥僧正のお手紙などに僧俗がもっと親しむようにしていければと思います。