04/08/27 12:40
江曽島の雷電山古墳(雷電山遺跡)が一時話題になったな。
『宇都宮市史』やら『日本の古代(谷川健一編の神社シリーズのほう)』にも
載っていて。
墳丘全長が約230メートルで、群馬の太田天神山を上回る東日本最大の
前方後円墳か、と言われていたやつ。
宇都宮の二荒山神社の祭神の一柱、奈良別命の墳墓かとのウワサまであったが、
市が前方部の宅地化のときに部分的に発掘して、前方後円墳説は否定されて
しまった。
古墳時代の住居の跡が見つかったとかで。
しかし、古い航空写真を見ると、たしかに前方後円型をしてるし、
今行っても周堀らしい痕跡がある。東側の新築の家が建っているほうに。
そもそも、大正時代に出土して国立博物館に所蔵されたとかいう
5世紀ころの滑石製模造品は何だったんだ?
あれって古墳からしか出ないものだよな。