09/07/10 00:13:09 BUTxyO5o
>>572
その話は読んだ記憶があるけど、自分もタイトルは憶えていません。
でも外国の話だったと思う。立原えりかの雰囲気ではなかった。
それとタイトルには「海」の単語が入っていたかも。
確かお姫様の名はディオニジア。魚の名はラビスメナ。
後確か3枚のドレスが登場した。
一枚のドレスは野の緑に全ての花が刺繍され、
一枚のドレスは海の青に全ての魚が刺繍され、
一枚のドレスは夜空に全ての星が刺繍されていた。
(ドレスは「ろばの皮」などと同じように、最初は逃げる為、
終盤は王子に見初められる為に必要になる)
魚はお姫様が自分の名前を呼んでくれるのをずっと待っていたけれど、
お姫様はすっかりその約束を忘れてしまい、
駆けつけた時には魚の姿はない。
海が人の名前を呼んでいるように聞こえるのは、
魚が今もその時のことを悲しんで、お姫様の名を呼んでいるからだよ……。
こんな感じのラストだったと記憶しています。