07/10/20 13:59:37 wrgx3j4b
殆どすべての固有名詞を思い出せず、非常に曖昧なのですが、
以下のエピソードだけでピンと来る方、いらっしゃいましたら是非タイトルをお教え願います。
【いつ読んだ】
15~20年前、小学校または公立図書館の児童書コーナーで。
【あらすじ】
少年が浜辺で少女と友達になり、一夏一緒に遊んで過ごす。少女はほどなく何も言わずに
引っ越して去った。少年もその後、家の事情でその地を去り、昔を懐かしむ。
【覚えているエピソード】
・少年が浜辺を歩いていると、いきなり「私のショートパンツ踏まないで!」と怒られる。怒鳴った
のは女の子で、彼女は少年の足下から自分のパンツをひったくると、砂をはらって涼しい顔で穿いた。
・女の子は気が強く少々生意気だが、色々なことを知っており、活発で面白い子だった。
女の子と友達になった少年は、彼女に振り回されながらも、かなり楽しく過ごした。
・しばらくすると、少女は不機嫌になり、あまり話をしなくなる。少年は一体どうしたことかと思っていたが、
やがて、彼女は家族と共に転出してゆくのだという事情を知る。
・出発の日、少女は何も言わず、バスに乗ると窓から大きな銀貨を投げて去っていった。それは、「もう一度
この土地に戻ってこられるように」というまじないである。手元が狂ったのか、銀貨は近くの砂に刺さって埋まった。
・しばらくして少年もまたその地を去ったが、引越の時は慌ただしく、銀貨を投げることすら忘れていた。
そのせいか否か、その後二度とかの地を訪れていない。
【物語の舞台となってる国・時代】
多分日本かと…。
でも、今思えばローマなのかも知れません。
登場人物の名が外国人名だった記憶は特に無いのですが。
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
文字が多く、挿絵は少なかったように思います。多分文庫以外です。
【その他覚えている何でも】
・話は主人公の少年の一人称で語られています。
・引っ越す際に銀貨を投げてゆくエピソードが矢鱈と印象に残っています。
宜しくお願いします。