10/02/21 21:34:07 RpkmSpQq0
◆客室
階段を上った上に配置された離れ形式の部屋が3つ(8~10畳)と大きめのサイズの半離れ形式の部屋の2種類があり、一人泊だと階段上の離れになる。
離れからは広縁から素晴らしい庭が一望でき、半離れからは眼前にみどり池の景色を楽しめる。
今回宿泊したのは離れの藤の間で、お気に入りの部屋。3畳くらいの広縁と8畳の和室、ウォシュレットタイプのトイレ、シャワールーム、洗面を備える。
以前との違いは日立液晶TVになり、それに伴い鴨居等をいじったような気がした。
藤の間のTVサイズは22インチくらいだと思ったが、他の部屋ではどのサイズかは不明。
◆浴場、温泉
(内湯)
食事処の奥に浴場が配置されており、手前から家族湯、女風呂(内湯)、男風呂(内湯)、家族湯、男性用露天、女性用露天となっている。
内湯は大きな湯船でカランは4つ、組合からの配当湯と自家源泉の混合湯で掛け流し。
人によっては露天よりこっちを好むこともあるくらいで、運がよいと5cm四方くらいの真っ黒な湯の花が舞う黒くて柔らかい硫黄泉。
硫黄臭たっぷりでヌルヌル系の湯で入浴感は高く、飲むと煮卵のような味がする。
配当湯の温度は低いためカランをひねっても最初は温い黒湯しか出てこない。しばらく待てば適温になる。
配当湯の湯量が多くないらしいので仕方ないが、できれば小さな源泉槽もあれば1時間くらいは余裕で楽しめるのになと思う。
(露天)
自家源泉のみの無色透明な硫黄泉、加温加水一切なしの掛け流しで、心地よい硫黄臭と湯の柔らかさに加え景色が良く、昼夜を問わず、入浴している間は至高の気分が保証される。
カランはなくご主人の方針で露天では体や髪を洗うことなく、体に温泉成分を吸収させてほしいとのこと。完全に同意したい。
開放的な造りで、空やみどり池、木々が造る日陰などの風景が良く、晩秋の真っ赤に色づいた紅葉の下での露天の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものがある。
残念なのは立ち寄りを19時まで受け入れているため、地元客のみならず遠方からの立ち寄り客が多いこと。
できれば立ち寄りは16時までにしてCI後は宿泊客だけにしてもらえると、客室数が少ないだけにゆっくり名湯を楽しめるのだが、ご主人が温泉組合の代表だけに難しいかも。
これだけ広大な敷地と美しい庭木、最高の温泉があるんだから改装して、露天風呂付き部屋を1つでも造れば+1万円でも人気が集中すると思う。