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全日空(ANA)機遅延:今後も酒気「伝えず」
全日空(ANA)の副操縦士(38)の呼気から社の規定値を超えるアルコールが検出され、那覇発羽田行き全日空(ANA)機の出発が約1時間半遅れた問題で、
全日空(ANA)は29日夕、県庁で記者会見し、出発12時間以前でもビール中瓶2本、日本酒2合以内に飲酒量を制限するなど5項目の再発防止策を発表した。
一方で今後、運航乗務員から規定値を超えるアルコール検出で出発遅れとなる場合でも、乗客には「不安や混乱を招く」としてアルコール検出の事実は伝えない方針で「乗務員の搭乗前検査に時間を要している」と案内するよう全空港に通達した。
乗客や報道機関の問い合わせには検出の事実を明らかにするという。
全日空(ANA)は今後数カ月、これまで定められている出発12時間以内の飲酒禁止と搭乗前の呼気「1リットル当たり0・1ミリグラム以下」規定に加え、
飲酒は出発12時間以前でも成人が6-8時間で分解できる量のビール中瓶2本か日本酒2合、焼酎140ミリリットル程度に制限する。
また今回、アルコールが検出され乗務に支障があった場合の処罰規定を運航規定に設けた。
出発遅れとなった副操縦士は社の聴取に搭乗約12時間前の21日夜8時以前にビール中ジョッキ1杯、泡盛2合を飲んだと話している。操縦士も同席し、同じ時間まで同量程度の酒を飲んだとしているが、操縦士は規定値を超えなかった。
全日空(ANA)は「2人のモラルを信じる」として2人の話を裏付ける確認や調査はしていない。
全日空(ANA)沖縄空港支店が発生直後、琉球新報の「2日酔いではないか」との質問に「機械を用いて呼気をチェックしたが、そのような事実はなかった」と、
事実と異なる説明をしたことについて「運航責任者が体調不良と判断し、アルコール検出の事実を広報担当に伝えていなかった」と説明した。
(琉球新報)
2008年10月30日
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