08/10/30 20:25:44 nsJZ3fxc0
全日空(ANA) 乗務前はビール2本まで 飲酒遅延で再発防止策
10月29日23時21分配信 毎日新聞
拡大写真
URLリンク(ca.c.yimg.jp)
全日空(ANA)が8月に導入した新型検知器
全日空(ANA)が乗員を対象に行う乗務前の飲酒検査で、呼気中のアルコール量が規定値を超え、出発便が遅延したケースが8月以降5件あったことが分かった。
新型検知器の導入で精度が上がったことが主な要因で、全日空(ANA)は29日、飲酒について従来の時間制限に加え、量についても制限する再発防止策を発表した。
機長や副操縦士など乗員の飲酒規制は、国の規定では乗務8時間前からだが、全日空(ANA)は社内規定で12時間前から禁止している。
また全日空(ANA)の乗務前の飲酒検査では、呼気1リットル当たりのアルコールが0.1ミリグラムを超えると乗務できない。
自動車の酒気帯び運転0.15ミリグラムより厳しい。
これまでは結果を赤と緑のランプで示す簡易検知器を使っていたが、8月18日から全国主要8空港に新型検知器を導入した。アルコール量が数値で表示され、パソコンと連動して検査記録も残せる。
その結果、直後から数値が規定を超えるケースが続発し、
関西発大連行き(8月21日)▽伊丹発新潟行き(同23日)▽成田発ニューヨーク行き(同26日)▽札幌発成田行き(9月6日)▽那覇発羽田行き(10月22日)--の5便の出発が1時間半~26分遅延。
乗員の交代や検査を繰り返して規定内に収まるのを待つ対応を迫られた。
12時間ルールに違反した乗員はいないが、全員が前日に飲酒していた。
このため全日空(ANA)は、飲酒量の制限も決め、6~8時間で分解するとされる量(ビールなら中瓶2本、日本酒なら2合など)までとした。業務に支障を与えた際の処罰規定も明記する。
一方、直前に食べたパンが影響した疑いがある乗員も1人おり、検知器メーカーは「検査前の飲食を避けたり水で口をすすぐなどの正しい使い方の徹底も必要」と指摘している。【窪田弘由記】
【関連ニュース】
全日空(ANA):副操縦士からアルコール検出 那覇発1時間半遅れ
URLリンク(mainichi.jp)
乱気流:全日空(ANA)機が巻き込まれ9人けが 高知沖海上
URLリンク(mainichi.jp)
最終更新:10月29日23時21分
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)