06/11/27 04:37:51 yf2EWnwN0
読売新聞の記事
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
エイズ遺伝子治療、HIV減少に成功…米研究チーム
【ワシントン=増満浩志】エイズウイルス(HIV)の増殖を邪魔するウイルスを作り出して患者に注入し、体内のHIVを減らすことに成功したと、米ペンシルベニア大などの研究チームが6日発表した。
初の遺伝子治療の成績で、近く米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
この治療用ウイルスは、ベンチャー企業「バークシス社」(メリーランド州)が開発した「VRX496」。HIVから病原性につながる遺伝子を除去し、代わりにHIVのたんぱく質合成を邪魔する「アンチセンス」という遺伝子を組み込んである。
チームは、何種類もの抗ウイルス薬治療に失敗した患者5人から、HIVの標的となる免疫細胞「CD4」を取り出し、VRX496を感染させて増やした後、各自の体内に戻した。
その結果、5人中4人は1年後の時点でCD4の数が増えており、このうち3人はHIVが減少した。今回は、VRX496の安全性を確かめるのが目的。さらに、多数の患者を対象に臨床試験に入っている。
(2006年11月7日14時32分 読売新聞)