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「充実した夏休みを」
那智 文江(主婦 46歳 東京都)
今年も学校の夏休みが始まった。女の子達はこの短い夏を海やプール、お
祭りやレジャーなどで思いっきり楽しんで欲しい。男の子達もバイトや家事、
勉強に奉仕活動などで思いっきり楽しんで欲しい。さて夏休みの宿題で子ども
達を悩ますものと言えば読書感想文が挙げられる。これは子どもにとってはか
なりの負担であろう。私の娘も毎年読書感想文に頭を悩ましている。なぜなら
先生が生徒に求める読書感想文は、文学小説に限らているからだ。娘は文学少
女で沢山の本を読んでいるが、悲しいことにボーイズラブは学校では文学小説
とは見なされないらしい。ボーイズラブだって立派な小説である。照れ屋の娘
は自分の涙する姿を見せたくないのであろう、読むときは必ず大量のティッシ
ュを持って一人で部屋にこもって読んでいる。
去年の夏休み明け、娘は感想文を書けてなかったので私は息子の読書感想文を
先生に提出するよう指示しておいた。しかし息子がすでに自分の名前を書いて
しまってたため娘は担任に厳しく怒られたらしい。さすがに私は納得がいかず
息子を往復ビンタしたあと娘の担任の元に連れてゆき、息子がわざと自分の名
前を書いたと言わせて娘の無実を証明した。
今年はそのような失敗を繰り返さないためにも息子には娘の宿題を夏休み初日
にすべてさせてしまった。これで息子も安心してアルバイトに励むことができ
るだろう。息子が充実した夏休みを送れるために、私は単発のアルバイトを沢
山探して息子にさせてあげることにした。それでもシフトを組めない日もあっ
たのでその日は家の大掃除をするよう指示しておいた、夏が終わったら頑張っ
た息子へのご褒美にチップスターを買ってあげようと考えている。これで私も
安心してこの夏を過ごせる。息子が夏を充実して過ごせることになったので私
も負けてはいられない。私は明日から専業主婦仲間の軽部充子さんと箱根温泉
旅行に行く予定なので早速準備に取りかかった。